海外留学を無駄にしないための対処法
せっかくの海外留学を無駄にしないためには、雲行きが怪しくなったときにうまくリカバリーできるかどうかにかかっています。あらかじめ対処法を知っておきましょう。
留学前に最低限の勉強をしておく
「留学すれば何とかなるだろう」と見切り発車で渡航するのは、NGです。渡航前に最低限、基礎的な文法と単語を身につけておく必要があります。
留学を成功させるには、「日本でどれだけ英語を学んだか」に左右されます。インプットがない状態では、アウトプットはできません。アウトプットができなければ、講師やクラスメイトとコミュニケーションを取るのは難しいでしょう。
失敗を恐れず、積極的に行動を
たとえ「変な発音だ」と笑われても、気にしないでください。外国人は感じたことをストレートに言う人が多い一方、その言葉に他意がない人がほとんどです。
ネイティブ以外の人には、それぞれの国特有の癖やなまりがあるもの。発音や文法に問題があって、意思がなかなか伝わらないときは、諦めずに身振り手振りを交えて繰り返しましょう。積極的にコミュニケーションを取る姿勢が何よりも大事です。
日本人とは適度に付き合う
日本人との交流を避けるべきではありません。同じ環境下にいるからこそ、分かり合える部分がありますし、辛いときの心の支えにもなってくれるでしょう。
大切なのは、付き合い方です。一緒にいるときは、日本語ではなく英語での会話を徹底すること。互いに支え合い、切磋琢磨できるような付き合いが理想です。
うまくいかないときはクラス変更や早期帰国も視野に
授業を受ける中で不都合が発生したときは、何が問題なのかを明確にしましょう。信頼できる友人や講師、または日本にいる友人や家族に相談をすると、解決の糸口が見つかりやすいです。授業内容や講師などに問題があるなら、語学学校のスタッフに変更を申し出ましょう。
それでも解決しない場合や、自分ではどうにも対処できない生活環境の問題に悩まされている、心身に支障が出ているなら、早期帰国も視野に入れましょう。無理をして留学を続けることで、取り返しのつかない結果をもたらすかもしれません。
まとめ
学生にとっての海外留学は語学力のみならず、あらゆる面を成長させてくれる機会でもあります。海外留学を成功させられるかどうかは、留学する子供本人の意識次第です。
送り出す親ができることは、子供の留学失敗を過度に恐れることではありません。子供自身が見失いがちな「なぜ留学するのか」「何のために留学するのか」という目的意識を共有し、リマインドすることです。子供の海外留学を意義のあるものにするためには、親の適度なサポートも必要になるでしょう。
参考
短期留学が日本人留学生にもたらす影響の実態調査|教職教育センタージャーナル 第3号
『留学で夢もお金も失う日本人~大金を投じて留学に失敗しないために~』(栄洋子 扶桑社)
留学を無駄にしないために!知っておくべき留学の失敗理由と失敗例まとめ|留学・語学留学の総合サイトSchool With
海外留学で成功するためのコツとは?留学経験者の成功・失敗事例まとめ|留学・語学留学の総合サイトSchool With
これから留学する方必読!留学に失敗する理由と痛すぎる失敗例