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昔から有利と言われる理系就職。理系の学生に人気の職業とはどのようなものがあるのでしょうか。また、実際に理系の就職活動はどのように行われるのでしょうか。当記事では理系の学部別にに人気の職業などをご紹介。理系で就職を控えている人、これから理系進学を考えている人、ぜひ参考にしてみてください。
理学部に人気が高い職業例
理学部は、高校で履修した物理や化学などのジャンルをさらにレベルアップして研究、追究することがメインとなる学部です。工学系のような産業との直接的な結びつきは強いものではありませんが、研究部門や技術部門に強い学部であり、その知識や技術を活かした職業に就くことが多くなります。
エンジニアや研究者のほか、保険や金融の分野で活躍する人のなかにも理学部出身者がいます。地道にコツコツと努力するイメージの強い理学部出身者に人気が高い職業にはどんなものがあるのでしょうか。
ITエンジニア
IT産業は衰えることを知らず、さまざまな分野に新規開拓をするなかで将来的にまだまだ伸びる余地があります。プログラマやシステムエンジニアとしてアプリやゲームの開発に従事するITエンジニアは、今の時代の花形職業と言えるでしょう。
理学部のなかでも情報通信系の学科出身であれば、ITエンジニアにつながる道筋ができています。数学や統計、そのほかの専門知識を活かしながらクリエイティブな仕事をやりがいをもって続けることができるでしょう。
保険・金融の専門職
保険や金融というと経済学や経営学の方が専門とするイメージがあるでしょう。しかし、保険や金融の専門職には、高度な数学的な能力が必要とされるため、意外に理学部出身者が活躍しているのです。
企業の業績や顧客のニーズ、市場動向などを調査して、財務や経営の健全化や拡充を図るアナリストも理学部出身者に向いています。膨大なデータを処理、分析するとともに投資家に適切なアドバイスをすることで利益を得ることができます。
光学設計
メガネで有名な光学レンズ、その設計や技術は総称して光学設計と言われるものです。光の特性などは物理学で詳しく学ぶ内容となるので理学部系出身者の知識が発揮できます。
世界でもトップ水準にある日本のカメラのレンズにも光学設計の技術が活かされています。また、光学設計の技術は、コピー機や医療用具、スマホなど、人々の生活に身近な商品にも不可欠なものとなっています。
製薬や食品メーカーの研究開発
製薬会社の研究室というと薬学部のイメージが強いものです。しかし、さまざまな臨床実験の経験やデータの処理、分析に長けている理学系が研究開発に取り組む職場としても知られています。
また、新しい食品の開発を手掛ける研究員として活躍する理学部出身者もいます。基礎研究、応用研究に分かれたチームでそれぞれの専門性を発揮することができます。
アルゴリズム開発
アルゴリズムと聞いてコンピュータが自動で株の売買をするシステムをイメージする方もいるのではないでしょうか。コンピュータに複雑なプログラミングを施すことで、自動的に情報を処理して対応する技術を構築するのがアルゴリズム開発研究者です。
これから本格的な導入が期待される車の自動運転技術やドライブレコーダーなどの開発にも携わることができます。また、情報収集に欠かせないインターネットの検索エンジンなどの設定も行います。
臨床開発モニター
CRAとも呼ばれる臨床開発モニターは、まだ正式に承認されていない新しい薬や治療機器などを使って行う臨床実験、治験に関する仕事です。治験が行われている医療機関に足を運び、法律やさまざまなルールに則って治験が適切に行われているかを確認するとともに治験データの回収を行います。
治験コーディネーターは看護師の資格を持っていることも多く医療色の強い仕事ですが、臨床開発モニターは、製薬会社や医療機器関係メーカーとのやり取りが多いため一般的な企業色が強いものです。担当する医療機器が承認されることに大黄な喜びを感じることができます。
工学部に人気が高い職業例
同じ理系でも工学部は実際の生活のなかに科学技術の恩恵を盛り込むための学問と言えます。地道な研究で真理を追究するというよりも、具体的な技術を身につけることが多く社会や産業との結びつきが強いのが大きな特徴です。
工学部出身者の就職先は、鉄道や道路の運輸系、建築や建設などの土木系、工場やコンピュータに関わる技術系など、幅広いジャンルに分かれています。そのなかでも特に工学部出身者に人気が高い職業をいくつか紹介しましょう。
プログラマ・システムエンジニア
プログラマやシステムエンジニアは、これから先もまだ進化・発展するIT業界に必要な人材として需要がなくなることはないでしょう。システムエンジニアの主な仕事はクライアントの意向を聞いて新しいシステムを開発することです。
プログラマはシステムエンジニアが設計したシステムを、指示に従って実際に構築していくことが仕事となります。どちらもコンピュータ言語などに関する高いスキルが求められるものですが、電子技術系の学科で学んでいれば、応用が利くでしょう。
航空整備士
大型旅客機、ヘリコプター、小型セスナ機など、空を自由に飛ぶさまざまな飛行機が花形となる航空業界では、パイロットが注目されることが多いものです。しかし、安全な運航を陰で支えているのは、ボルト1本の間違いも許さない高いプライドを持った航空整備士です。
航空機のトラブルは大勢の命のリスクに直結するためその責任は重大です。航空整備士として第一線で活躍するためには、国家資格の取得が必要となりますが、工学部出身であれば理論や技術にも強いでしょう。
電子回路技術者
電子回路やICチップは現代の最先端の電子技術を代表する産物ということができます。電気製品の性能を向上させたり、小型化してより使いやすいものにしたりするためには、電子回路技術者のなしではあり得ません。
電気や電子の分野は今後もさらに発展していく可能性に満ちており、需要はさらに高まることが考えられます。また、宇宙産業など夢を大きく持てる職種に就くことも可能です。
機械設計
工学部出身者に特に人気が高いのが機械設計関連の仕事です。機械設計はあらかじめ準備されている設計図にそって機会を組み立てるのではなく、企業のニーズに応じて自ら機械設計のための製図を起こし、全く新しい機械をつくりあげるところに大きな魅力があります。
国内では小規模であっても世界に通用する機械を数多く設計している町工場があります。自らのアイデアによって世界が驚く機械を設計できる仕事は工学部出身者にとって大きな醍醐味と言えるでしょう。