ボディーガードのキャリアとは
最後にボディーガードが選べるキャリアをご紹介します。同じボディーガードでも公務員として活躍する場合と、一般企業に勤める場合とではキャリアにも違いがあります。ボディーガードとして、どのような仕事をしたいかに合わせて、キャリアを見通しておくことをおすすめします。
公務員の場合:SPになるための昇級試験をパス
公務員試験に合格し警察になった後に描けるキャリアが、SPなどのプロフェッショナルへの道です。しかし、SPは警察官を長く続けていれば誰もがなれるわけではありません。
武道は柔道や剣道などが3段以上であること、身長は173cm以上が望ましいといった条件を満たし、上司の推薦を受けることで初めてSP候補生になることができます。さらに、警察学校などで行われる特殊な訓練をくぐり抜けた人だけがSPに任命されます。
一般企業の場合:要人警護を任される条件を満たす
一般企業でボディーガードとして活躍する場合は、企業の管理側に回るか、ボディーガードという仕事を追求するかの2つのキャリアを選択できます。管理側に回った場合には、ボディーガードとして現場に出ることはなくなりますが、会社に必要な人材としてのキャリアを構築できるというメリットがあります。
一方、ボディーガードの仕事を追求する場合には、身辺警護や要人警護を請け負っている企業に在籍するか、自分のスキルでクライアントを見つけるといった方法でキャリアに結びつけることができます。
まとめ
ボディーガードは施設警備や私邸警備、身辺警護、要人警護などの業務を通じて、クライアントの安全を守る重要な仕事です。一口にボディーガードと言っても、いくつかの働き方があり、選ぶべきルートや求められる能力、その後のキャリアが異なる点には注意が必要です。
子供の将来の選択肢としてボディーガードを検討している方は、どんな仕事をしたいのかをできるだけ明確にしておくことをおすすめします。
参考
ボディガードを雇うと1日100万円?ボディガードのリアルな仕事とは|Precious.jp
ボディーガードの仕事内容、なるには、給料、資格など|600種類の職業や仕事を紹介Career Garden
ボディーガードになるには?並外れた体力と強い精神力が求められる|JOBSTEP