ボディーガードに求められる能力
ボディーガードになるにはどのような能力が求められるのでしょうか? 寡黙で、武術に優れているといった、いくつかの条件が思い浮かびますが、どこでどのような仕事をするかによって求められる能力にも違いがあります。
卓越した精神力と体力
公務員としての身辺警護や要人警護にも、一般企業での施設警備や私邸警備にも共通して求められる能力が卓越した精神的と体力です。ボディーガードの一番の目的は、依頼人の安全の確保であり、無事を確保することが役割です。とはいえ、大きな変化のない状況の中で、常に周りに神経を張り巡らせることは容易ではなく、精神力と体力が物を言います。
高いコミュニケーション能力
ボディーガードに求められる2つ目の能力が高いコミュニケーション能力です。特に身辺警護や要人警護は、1人で依頼人の安全を守ることは少なく、ほとんどの場合はチームでその業務を遂行します。そのため、同じ業務を行うボディーガード同士で連携を取れる、コミュニケーションも求められるのです。
SPを目指す場合には英語も必要
ボディーガードのなかでも海外の要人を警護する際は、語学力を駆使した業務遂行が求められます。特に外交のために日本を訪れる海外の議員などを警護するSPには、英語のスキルが重要視されるなど、キャリアを積み重ねるためには勉学に励むことも必要です。
ボディーガードの平均年収とは
ここからはボディーガードの平均年収をご紹介します。特に公務員としてのボディーガードと、一般企業に勤めるボディーガードの待遇には違いがある点に注意が必要です。将来のキャリアを見通すためにも、平均年収などの情報にも触れておきましょう。
公務員として勤めるボディーガードの平均年収
公務員としてボディーガードという仕事に就いた場合の年収は、おおよそ700万円ほどといわれています。もちろん、公務員としてどのようなキャリアを歩むかによって違いがありますが、地方公務員と一般職の国家公務員の年収の平均が700万円ほどとされ、公務員の年収に準ずる水準になります。
一般企業に勤めるボディーガードの平均年収
一般企業に勤めるボディーガードの平均年収は600万円ほどです。公務員として活躍するボディーガードや、ほかの業界の会社員と同程度の水準の平均年収となります。ただし、一般企業であるため、景気に左右されるという意味では公務員ほどの安定性がないという点に違いがあります。
参考
ボディーガードの年収や職種別、年代別、都道府県別年収|平均年収.jp