ソムリエになるには?仕事内容や年収、キャリアを徹底解説 - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 2

ソムリエの活躍の場

顧客に対して安心感を与えられるソムリエですが、実はどこで働くかで業務内容が大きく変わります。顧客が期待するワインを提供するソムリエは、基本的にホテル内の飲食店で活躍している人が多いのが特徴です。

多くのソムリエはホテルで活躍

日本で活躍するソムリエのほとんどが、ホテル内のレストランやバーなどの飲食店で働いています。ワインを提供するだけの業務しかしないとなると、ホテル内のレストランやバーなどの高級とされる飲食店でない限りは、人件費の捻出は難しいとされています。ただし、日本ソムリエ協会認定を受け、高いスキルを有していることをアピールできれば、高級な飲食店へと活躍の場を移すことも可能になるでしょう。

ホテル以外のレストランで活躍することも

ホテル以外のレストランでも、ソムリエとして活躍することは可能です。ただし、一般的な飲食店ではソムリエ専任ではなく、ウェイター兼ソムリエという働き方になり、ワインやアルコールに関係のない業務をこなす必要はあるでしょう。

一般的な飲食店では、ワインを提供する以外の仕事も必要になってきます。

ソムリエの仕事内容と求められる能力

ワインやアルコールに精通していることが最低条件のソムリエですが、どのような仕事をしているのでしょうか? ここからはソムリエの主な業務として、「ワインの特性を理解した品質管理」「顧客の好みに合わせたワインの提案」「食べ合わせを熟知したコース料理の提案」の3つを解説していきます。

ワインの特性を理解した品質管理

まず、ワインの特性を理解した品質管理です。よほどワインに詳しい人でなければなじみがないでしょうが、ワインは使用されているブドウの種類や産地、生産された年、さらに提供するときの温度など、条件によって味が異なる飲み物とされいます。

そのため、ワインをお客様に提供する前の段階から、ベストな状態で提供するための準備をする必要があるのです。そして、その知識を持っていることが一人前になる条件とされています。

顧客の好みに合わせたワイン提案

好みやTPOに合わせたワインを提案することもソムリエの業務のひとつです。お客様からのオーダーでワインを提供することには変わりありませんが、フォーマルな食事会なのか、プライベートな空間なのかなどの情報から、提案するワインやアルコールを変えることが、ソムリエ最大の腕の見せどころです。

食べ合わせを熟知したコース料理の提案

肉料理には赤ワイン、魚料理には白ワインといったように、食べ物とのバランスを考えながらワインを提供していきます。

食べ合わせに関する提案ができるのがソムリエの特徴です。お客様の意向を第一にしつつ、お客様のオーダーよりも適しているワインがあれば、「こちらの報がおすすめです」と提案していきます。