MRの平均年収と将来性
最後に、MRの平均年収と将来性を解説していきます。MRには年収が高いというイメージがありますが、具体的にはどのくらい望めるのでしょうか? また、これからのMRの将来性についても具体的にご説明します。
MRの平均年収はどのくらい?
転職会議のデータによると、30代のMRの平均的な年収は678万円であることが分かっています。またdodaが全世代を対象に行った調査では、709万円が平均的な年収であることが明らかになっています。このようなデータから、安定性のある製薬会社でMRとして活躍し続けることは、しっかりとしたキャリアにつながると言えるでしょう。
参考
MR・MS<30代>の年収まとめ (給料/平均年収/企業名などを集計) | 転職会議
平均年収ランキング 最新版(平均年収/生涯賃金) |転職ならdoda
MRという仕事の将来性は?
高い年収を見込めるMRですが、実は年間1000人ほど減少していることが分かっています。さらに、薬価改定やジェネリック医薬品の普及などによって、売上に苦しむ製薬会社が増えているとも言われています。
しかし、MRという仕事がなくなることはなく、年収の水準が降下してしまうことはほぼありません。その理由は多くの製薬会社が、手がける薬の分野を狭める戦略を講じているためです。
薬の分野を狭め、自社しか持ち合わせていないノウハウを高めることで他社との差別化を図り、医療従事者にその存在をアピールしているのです。さらに狭き門になることは事実ですが、MRという職業の希少価値は高まることになりそうです。
参考
編集部・2018年MR数アンケート MR数1200人超減少 規模縮小が本格化 │ミクスOnline
まとめ
医療情報を医療関係者に伝達することがMRの一番の役割です。ほかの営業職と比較すると、価格の交渉、納品、代金回収を行わず、持ち合わせている知識だけで信頼を獲得することがMRの難しさであり、やりがいでもあります。
MRになることは決して簡単なことではありませんが、努力した分、年収やキャリアに反映されやすいという特長があります。お子さんの将来の職業として、一度検討してみても良いでしょう。
参考
MRとは?どんな職業? MRの仕事内容と一日の流れ [MRの転職] |All About
MRになるには?|MRになる前にやっておいたほうがいいこと【実体験あり】|りょうたログ