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医療情報の伝達に特化した営業職とも呼ばれ、非常に人気のある仕事がMRです。この記事では、MRになるためにクリアしておくべき条件や、向いている人の特徴を解説していきます。子供が就く仕事のひとつとしてMRを検討している親御さんは、その条件や向いている人の特徴だけでなく、今回取り上げる年収や将来性といった情報もぜひ知っておいてください。
もくじ
MRになるには?
MRは製薬企業の営業部門に所属することが一般的であり、医療関係者との面談を経て、情報収集をしながら医薬品の品質や特長、安全性などに関する情報提供を行うのが主な業務です。営業職に分類されることが多い反面、ほかのメーカーと比較した場合にはお金に関わる業務が大幅に制限されます。
一般的に言われる営業とは、さまざまな業種で販売促進を担当する方々のことを指します。取引先や新規顧客との価格交渉を経て、いかに企業に利益を生み出すかを考えることもその役割のひとつとされていますが、医薬情報担当者と呼ばれるMRは価格の交渉、納品、代金回収を行いません。
MRになるための3つの条件
病院で医療関係者との面談を行うことから、MRには高い専門性が必要というイメージを持たれることが多いです。しかし、MRになるのに国が指定している資格はなく、特別なルートもありません。
では、MRになるためにはどのような条件を満たしていればいいのでしょうか? ここからは「学歴」「実力」「内定後に取得する資格」の3つの条件について、分かりやすく解説していきます。
条件① 大学卒業以上の学歴がある
前述したように、MRとして活躍するために必要な資格はありません。ただし、製薬会社に勤務することが決まっているため、各企業が定めている条件を満たすことがクリアすべきハードルとなります。必ずというわけではありませんが、ほとんどの製薬会社は採用条件を大卒以上と定めています。そのため、まずは大学を卒業して就職活動を行うことが第一の条件となるわけです。
条件② 内定を勝ち取る実力がある
詳細についてはのちほど解説しますが、転職求人サイト大手のdodaの調査で、MRの年収は金融系専門職についで4番目に高いことが明らかになっています。そして、年収の高さは就活生に努力が報われる、会社の基盤が安定しているといったポジティブなイメージにつながり、必然的に倍率が高くなります。
MRには活躍するために必要な資格は必要ありませんが、企業が設けている就職試験を勝ち抜くための高いヒューマンスキルが求められます。
参考
平均年収ランキング 最新版(平均年収/生涯賃金) |転職ならdoda
条件③ MR認定試験に合格すること
MRとしての業務を行うために、製薬会社が設けているのが採用後のMR認定の取得です。製薬会社からの内定を取得する段階では専門的な知識を求められることはありませんが、12月に行われるMR導入教育や、研修の理解度を測るためのMR認定試験に合格することが絶対条件となります。
疾病と治療や薬理学、薬剤学などの6つのカテゴリーのすべてに合格しなければならないため、会社員になってから専門的な勉強をスタートさせなければならないのがMRの大変さとも言われています。