MRになるには?クリアしておく条件と向いている人の特徴を解説 - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 2

MRに向いている人の特徴

製薬会社に勤めてから専門性を身につけるMRですが、勉強ができるだけでは勤まらない難しさがあります。子供の将来の仕事としてMRを検討している親御さんは、早い段階からその特性があるかどうかを見極めてあげることも大切です。

薬の勉強を続けることができる

薬に関心を持っていることがMRに求められる1つ目の特徴です。製薬会社は薬で社会に貢献することを目指している企業であるため、常に新しい技術を模索しています。医療関係者との面談を経て、情報収集をしながら医薬品の品質や特長、安全性などに関する情報提供をする日常業務のかたわらで、常に自分が持ち合わせている薬の知識をアップデートし続ける必要があるのです。

薬の説明責任をまっとうできる

先ほども触れたように、MRの一番の任務は医療関係者へ医薬品の品質や特長、安全性などの情報を提供することです。営業職のなかには顧客からの信頼関係を構築することで、継続的に発注をもらえる業種もあります。しかし、MRはどんなに信頼を置かれている医療関係者であっても、常に医薬品の品質や特長、安全性を説明し続けなければならないため、根気強さが必要です。

会社の売上を意識できる

ほかの営業職と比べると、MRは価格の交渉や納品、代金回収などの業務を行わないという点に特徴があります。ただし、淡々と医薬品の品質や特長、安全性を説明をし、会社の売上を一切気にしなくていいというわけではなく、会社の売上を達成する役割ももちろん担っています。

価格の交渉や納品、代金回収を行えないため、会社から与えられた目標を達成するためには新たな顧客を発掘する、または単価の高い製品の発注をもらうなどの成果をあげなければなりません。

精神的にも肉体的にもタフである

精神的にも肉体的にもタフであることが、MRに向いている人の特徴のひとつです。一般的な営業であれば、お互いに業務をしている時間に大きな違いはなく、就業中にアポイントがとれることがほとんどです。

しかしMRの場合は、医療関係者が病院内で行っている仕事の合間や、すべての仕事が終わってからの時間でなければアポイントをとることができません。また、一度入ったアポイントがなくなってしまうことも珍しくないため、精神的なストレスに打ち勝つ強さも求められます。

信頼関係をつくるためのコミュニケーションがとれる

少しの時間でしっかりと信頼関係を構築し、売上につなげるのがMRの役割であり、医療関係者の貴重な時間を無駄にしないような気遣いも求められます。また、日常的に神経をすり減らしている医師の中には、コミュニケーションをとることの難しい方がいることも念頭に置いておく必要があります。新規開拓は営業の基本ですが、病院という限られた施設に売り込まなくてはならないこともMRの難しさのひとつです。