日本語教師になるためのルート
日本語教師は教師といっても小中学校や高校で働く教師とは違い、教員免許が必要ありません。公の教育機関以外であれば希望すれば誰でも日本語教師になることができます。
しかし、近年の日本語教育は多様化し、現場ではより専門性が求められてきています。よって必須免許は必要ありませんが、採用条件に以下のような資格やカリキュラムを受講することを求めてくる場合が多いです。
大学で日本語教育主専攻を修了する
日本語教師になるためのルートの1つ目は、4年制大学で日本語教育に関する専攻を終えることです。大学には日本語教育学科や日本語学科など、日本語教師を養成するための科目を設置しているところもあります。これらのカリキュラムを学び、日本語教師を目指すのです。
日本語教育能力検定試験を受験する
2つ目は、日本語教育能力検定試験に合格することです。試験は財団法人日本国際教育支援協会が実施しています。1年に1回、毎年10月ごろに実施されます。出願期間はおおむね6〜8月と決まっていますので、受験を希望する場合は公式のホームページでしっかり要項を確認しましょう。
参考
日本語教師養成講座を受講する
日本語教師になるためのルート3つ目は、日本語教師養成講座を受講することです。文化庁に届出されている研修実施機関や団体が実施している日本語教師養成講座を、420単位時間以上受講することで日本語教師を目指すことができます。
しかし、採用条件に同講座の受講に加え、大学を卒業していることをセットにしている場合が多いので、注意しましょう。
日本語教育科目を専攻していない大卒者が日本語教師を目指す場合は、こちらのルートを選択肢に入れるといいでしょう。