行政書士の仕事先の種類
行政書士試験に合格した後は、大半の人は行政書士事務所で働いています。ただ、正社員としての雇用は少なく、アルバイトやパートとして働く人が多いのが実態です。平日昼間の業務が中心になるので、条件が合えば副業として働くこともできます。
年収に幅がある理由はこうした背景があり、顧客を多く持つ人は独立開業をした方が年収アップが見込めます。特に、独立開業をした行政書士ほど経営次第によって年収幅が出てしまいます。
これから行政書士を目指す人は、自分がどのような働き方をしたいのかビジョンを固めておくことが大切です。特に独立開業を目指す人は、経営のやり方にも目を向けていく必要があるでしょう。
行政書士のやりがい・魅力
行政書士として活躍をする人は、どんなやりがいを感じるのでしょうか。将来、行政書士を目指したいと考える方はぜひ参考にしてください。
- 人の役に立つ
- 年齢関係なく仕事ができる
- 高収入が狙える
主にこの3つが行政書士として働いた時に感じる魅力です。とにかく、幅広いジャンルの手続き業務に追われますが、顧客にお礼を言われるたびに人の役に立っている実感がわくでしょう。顧客や企業を陰ながら見守り、その成果をともに喜び合うこともできます。
行政書士事務所には幅広い年齢層が活躍していることから、長期的に働きやすい職業とも言えます。独立開業をしてうまく軌道に乗せることができれば、年収1千万円以上も不可能ではありません。
行政書士の仕事に向いている人の特徴
事務的な作業が多そうな行政書士ですが、この仕事に向いている人の特徴を挙げてみます。
- 法律に長けている
- コミュニケーション能力
- 根気強さがある
とても重要な部分ですが、行政書士が取り扱う内容は、その人や企業にとってミスが許されないものばかりです。プロの行政アドバイザーとして相談を受けるためにも、法律に長けていることが前提となります。
顧客とのコミュニケーションを理解してまとめることも求められるので、基本的に会話が好きな人の方が有利でしょう。そして、細かな作業が続くために根気のある人の方が向いています。
人の役に立ちたいという思いこそ大切な仕事ですが、行政書士として食べていくためにはどのように働くか、そのバランスも考えていかなければなりません。高年収が稼げるのでは、という安易な気持ちでは続かない仕事と言えます。
まとめ
普段あまり関わりのない行政書士という仕事ですが、重要な契約や手続きをする時にこそお世話になる存在です。キャリアアップを目指す人には大きなチャンスがあることも分かりましたが、ダブルライセンス取得も視野に入れた方が良さそうです。
人の役に立ちたいと考える方は、試験合格へ向けて学び始めてみてはいかがでしょうか。
参考
行政書士について | 日本行政書士会連合会
行政書士になるには | 大学・学部・資格情報 | Benesse マナビジョン
行政書士とは 仕事内容と資格の活かし方 | 伊藤塾
行政書士のホントの年収|開業5年の先輩行政書士からアドバイス
副業としての行政書士 |Career Garden
行政書士のやりがいを聞いてみよう【スタディサプリ 進路】
行政書士の年収の実態:その現実に見る様々な働き方 | 士業・事務系求人サイト seek
開業行政書士が磨きたい3つのスキル|「行政書士」開業マニュアル ~資格取得から独立開業まで~
試験結果の推移|行政書士試験研究センター
行政書士になるには | 日本行政書士会連合会