作業療法士のやりがい
一般的な他の医療職と比べると、少々給与面では不利な立場の作業療法士ですが、そのやりがいはどのようなところにあるのでしょうか。
ここでは、作業療法士のやりがいや利点について詳しく解説していきます。給料だけではない、その職業独自のやりがいをぜひ見出してください。
待遇の良い職場が多く安定している
作業療法士の利点としてまず挙げられるのが、待遇の良い職場が多く、安定した職業である、ということです。
職場は病院や福祉施設が主な場所になりますので、福利厚生や各種手当てが比較的しっかりとしており、残業時間も短く、週休2日も保証され、給与体系もはっきりしている場合が多いです。
待遇の良い職場ばかりではありませんが、転職活動をすることによってより待遇の良い環境を整えることは可能です。
患者さんの社会復帰への手助けができる
作業療法士の仕事のやりがいとして最も大きいのが、患者さんの社会復帰への手助けができることです。
自分が関わることによって誰かの生活の質が向上し、その後の生活がしやすくなる、という社会貢献の一面もありますので、ボランティア精神の強い人や、人の役に立ちたい、と強く願う人にはやりがいのある仕事となるでしょう。
患者さんからの「ありがとう」の言葉は何よりも励みになるに違いありません。
ワークライフバランスが取りやすい
作業療法士は残業が比較的少なく、休みも確保されている職場が多いため、仕事と家庭や趣味などのワークライフバランスが取りやすい、という利点があります。休日は自分の好きなことに打ち込んだり、趣味の範囲を広げてみたり、子供とお出かけしたりと自由に使える時間が確保できます。
また、比較的女性が多い職場なので、出産や子育てに対しての理解も比較的得られやすく、産前産後休暇や育児休暇も比較的取りやすいでしょう。子育てで一度現場を離れても、資格職なので再就職がしやすい、という点もメリットです。