保健師のやりがいと大変なところ
病気になってしまった人をサポートする看護師の仕事に対して、保健師は病気にならないように人々を指導する「予防」の観点からの関わりが主な仕事です。
保健師の仕事をする上でやりがいはどのようなところにあるのでしょうか。また、保健師の大変なところはどこなのでしょうか。保健師全体の約7割が従事するという行政保健師を例にご紹介します。
保健師のやりがい
保健師のやりがいは、予防医療の専門家として地域住民と直接関わり、コミュニケーションを取りながら良好な関係を築き、地域に必要な存在とされることでしょう。
目の前にいる人の健康をサポートすることや、予防に関する一連の活動は、結果として罹患率の低下など、数字で確認ができる場合もありますので、達成感にもつながります。
地域住民の健康増進を担うという役割の大きさは、プレッシャーにもなりますが、大きな自信にもつながることでしょう。
保健師の大変なところ
コミュニケーションの重要性が高い仕事であり、責任も大きい仕事です。そのプレッシャーは小さなものではありません。家庭訪問などに関しては、訪問件数が多くあるときにはなかなか仕事が終わらないということもあります。
また、指導の対象が個々人を通した地域全体なので、結果が目に見える状態になるまでの期間が長く、今日やったことの結果がすぐ明日確認できるという業界ではありません。
さらに、日中のみの勤務で非正規社員での採用も多いため、看護師に比べると給与面では劣ってしまいます。
まとめ
保健師の仕事内容、保健師になるためのルート、年収、やりがいについて解説しました。保健師は、世の中になくてはならない重要な仕事です。看護師になることを視野に入れている人はぜひ一度、保健師についても将来の選択肢に加えてみてください。
参考
保健師(公務員)の給料や年収まとめ|次席合格の元県庁職員が語る「公務員対策試験」と「公務員のリアル」