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応用情報技術者試験とは、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が管轄している試験です。国家資格でもあり、高度ITエンジニアとして、さらなるレベルアップを図りたい方におすすめの試験として位置づけられています。
では、実際の試験内容などについてどのような点を知っておけば、合格できるのでしょうか。こちらの記事では、応用情報技術者試験の受験方法や対策などを中心に紹介をしていきましょう。
もくじ
応用情報技術者検定とは?
応用情報技術者検定は、経済産業大臣が認定する国家試験・情報処理技術者試験の一つです。高度IT人材を育成するための資格であり、技術・管理・経営といった観点から幅広い知識を習得するとともに、ITにおける応用的なスキルを発揮できるよう導きます。
また、システム開発やIT基盤の構築などにおいては、上位者の方針を十分に把握し、自分たちで社会ニーズに応えつつ、問題解決の糸口を見つける力を養っていきます。
応用情報技術者検定のレベル・難易度について
応用情報技術者検定のレベルは、IT系の資格の中で最も高くなっています。サイト「資格の取り方」によると、資格偏差値は65です。
参考までに、近年の合格率を以下の通りまとめました。
実施時期 | 合格率 |
2017年秋期 | 21.4% |
2018年春期 | 22.7% |
2018年秋期 | 23.4% |
2019年春期 | 21.5% |
(情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験 推移表(平成21年度春期以降)|IPA 独立行政法人 情報処理推進機構 P1~2 より筆者作成)
以上の数値でも分かるように、応用情報技術者検定は、合格率もさほど高くなく難易度が高い資格として位置づけられています。
参考
応用情報技術者試験(AP) – 難易度・合格率・日程・正式名称|資格の取り方
応用情報技術者検定の活用事例
応用情報技術者検定を取得した人材は、主に以下のような企業での活躍が見込まれています。企業側の合格者の活用事例を紹介していきましょう。
情報システム系・ソフトウェア系関連企業および関連部門
情報システム系やソフトウェア系の関連企業や関連部門において、ユーザーのニーズに合ったシステム設計や開発に主導となって取り組んでいきます。
ほかにも目的達成に向け、システムの工程や品質を管理するリーダー、中心的人物としての役割を担うこともあります。
警視庁・各自治体警察
警視庁や各自治体の警察のサイバー犯罪関連の捜査官は、応用情報技術者検定合格を応募条件としています。
近年、サイバー系の犯罪も多いこともあり、犯罪捜査の機会が増加しているとされ、高度なITの知識とスキルを持った応用情報技術者が重宝されます。
参考
警視庁特別捜査官(経験者採用) 採用情報|平成31年度警視庁採用サイト
警察官(サイバー犯罪捜査官)採用選考【申込受付中!】|大阪府警本部
サイバー犯罪捜査官採用選考案内|岐阜県