化粧品成分検定を取得するメリット
では、化粧品成分検定を持っているとどのようなメリットがあるのでしょうか? ここでは、化粧品成分検定を生かせる職業と、就職で生かせる職種をご紹介します。
化粧品成分検定を生かせる職業
職業で生かせる業界は、「化粧品業界」と「美容業界」です。どちらも、仕事上化粧品を取り扱うことになるので、化粧品の成分の知識が仕事に直結すると言えるでしょう。
化粧品業界
化粧品業界には、研究開発・商品企画・生産・営業・販売促進などの仕事があります。その多くが化粧品の知識を必要とする仕事です。化粧品成分検定の合格者インタビューより、化粧品の販売・マーケティング・ブランド企画などに携わっている方の意見を見てみましょう。
近年は、オーガニックやナチュラルといったトレンドの影もあり、一般のお客様でも化粧品の成分や原料などにこだわられたり、気にされたりする方が増えているように感じます。
化粧品成分検定を通して、成分についての知識を得たことで、そのようなお客様のニーズにも対応できる、より緻密な商品企画、処方や配合成分と商品ベネフィットが結びついた明確なコンセプト設計など、より深いマーケティング施策につながっているように思います。
(引用元:合格者・資格認定者インタビュー|一般社団法人化粧品成分検定協会)
多様化するお客様のニーズに応えるには、化粧品成分知識は必要不可欠なのかもしれません。
美容業界
また、エステティシャンの方は、下記のように述べています。
主にフェイシャルトリートメントの施術を行っていますので、肌に塗布する化粧品について関心を寄せるお客様が多く、お客様のご質問に細かく丁寧に返答できるようになったことでお客様との信頼関係が深まりました。また、化粧品成分検定1級に合格したことは自信にも繋がり、お客様に積極的にご提案する機会が増え、お客様にとって最適な化粧品と最良の使い方をご案内できるようになりました。
(引用元:合格者・資格認定者インタビュー|一般社団法人化粧品成分検定協会)
こちらの合格者の方も同様に、お客様にとって最適な化粧品と最良の使い方を学ぶことができたと言っています。
化粧品成分検定を就職で生かすには?
では、就職をする際には、化粧品成分検定はどのように生きるのでしょうか? 女性に比べると、男性は化粧品に対する知識が乏しい傾向があります。しかし、化粧品成分検定で学習することで、商品開発や営業職でアピールできるようになるでしょう。
化粧品原料の評価や処方作成で生かす
原料商社の研究開発の担当者は、化粧品原料を評価したり、処方の仕方を作成することがあります。また、市場調査やセミナー、イベントで出店する際に、化粧品成分に詳しいと消費者の安心につながります。
化粧品についてあまり知識のない方でも、基礎から化粧品について段階的に学ぶことができます。全成分を把握することで、お店に陳列されている化粧品の見え方が変わってくるはずです。
化粧品メーカーの営業で生かす
化粧品メーカーの営業職でも、化粧品成分検定の知識を生かせます。営業職は、お客様の要望・意見を直接聞くことができる会社の窓口です。つまり、営業職の化粧品に対する知識が豊富であることは、会社全体のイメージアップに直結するのです。さらに、その場でお客様の疑問に答えることができるようになれば、効率的な営業活動を行えるでしょう。