ネットワークスペシャリストの受験対策におすすめの勉強法・参考書など
難易度が高いとは言っても、合格が不可能なわけではありません。一歩でも合格へ近付くためには、適切な受験対策をしておくことが必要でしょう。今回はネットワークスペシャリスト試験の対策におすすめの勉強方法や問題集を紹介していきます。
おすすめの勉強法
ネットワークスペシャリストの試験は、1年に1度だけです。秋期試験として、毎年10月に行われます。つまり少しでも受験をしようかな？ と興味を持ったら、その時点から次の試験日までのスケジュールを逆算して考えることが大事です。
スケジュールを立てるためには、自分にどれくらいの勉強時間が必要か考えなければなりません。まずは一度最新の過去問に目を通し、今の自分ならどれくらい解けるかを把握しましょう。その上でまずは午前の部の基礎知識を頭に入れ、その後は復習をしながら午後の部の試験対策をするのがいいでしょう。
試験が1年に1度きりということは、大学4年間であればチャンスが4回あることになります。しかし就職活動時にはすでに取得しておきたいとなれば、実質3回しか受けられないでしょう。1回の試験を大切にするためにも、ゆとりを持ったスケジュールで勉強を進めていきましょう。
おすすめの問題集・参考書
ネットワークスペシャリスト試験用にはさまざまな種類の問題集や参考書が販売されています。実際にテスト式のもの、解説が詳しいもの、教科書タイプのものなど自分に合ったスタイルのものを選びましょう。
例えばこちらの問題集は、午前の部の基本知識から午後の部の応用知識まで、全ての試験内容をカバーした教科書となっています。さらに書籍の発売から1年間をめどに、全文のPDFと単語暗記用のスマホアプリも受け取ることができます。
もちろんテキストを1冊解けるようになったからと言って、ネットワークスペシャリスト試験に合格できるというわけではありません。しかしまずは1冊やり抜くことで、知識と自信をつけることができます。
過去問の入手方法
ある程度問題に慣れてきたら、実際の問題に触れていきましょう。ネットワークスペシャリスト試験の過去問は、解答・講評と合わせて公式サイトからダウンロードが可能です。大学の図書館からアクセスして印刷すれば、購入せずに勉強することができます。
参考
過去問題（問題冊子・配点割合・解答例・採点講評）｜IPA 情報処理推進機構
もちろん冊子タイプも販売されています。書籍によって解説の方法が異なるため、自分にとって理解しやすい過去問を選ぶといいでしょう。
こちらは詳しい解説が評判を呼び、amazonのネットワークスペシャリストの資格・検定用書籍の中でベストセラー1位に選ばれています。どれを選んだらいいのか分からない！ という人は、ぜひ検討してみてほしいシリーズです。
受験対策ができるアプリ
1分でも長く勉強時間を増やしたいけれど、書籍を持ち運ぶのは重たくて大変……という場合には、アプリで勉強をするのがおすすめです。
App Store、Google Playのどちらでも、ネットワークスペシャリスト関連の勉強用アプリは作られています。お手持ちのデバイスにダウンロードして、隙間時間を有効に使いましょう。
Google Play
ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問題集（Google Play）
受験対策ができる講座
特に実務経験の少ない学生にとって、独学のみで受験することは不安だという人も多いでしょう。そうは言ってもチャンスは1年に1度だけ。短い期間でも効率良く勉強して、なんとか合格したいところです。
そんな場合には、受験対策の講座を受けてみるというのも手です。例えば株式会社アイテックでは、セミナー形式・通信教育・模擬試験・午後の部のみの重点講座などさまざまな対策授業が設けられています。有料にはなりますが、資格取得は大きな励みとなります。一人では不安だという場合には、ぜひ検討してみてください。
参考
情報処理技術試験 ネットワークスペシャリスト【NW】｜iTEC
ネットワークスペシャリストの受験情報
試験日程や申し込み方法を確認して、来たる試験日に備えましょう。
試験日程
ネットワークスペシャリスト の試験は、毎年10月の第3日曜日に行われることになっています。例として2019年度のスケジュールをまとめると、以下のようになります。
| 申し込み受付期間 | 受験票発送 | 試験日 | 合格発表日 |
| 7月11日（木）〜8月14日（水）18時 | 10月4日（金） | 10月20日（日） | 12月下旬 |
（令和元年度秋期試験について｜IPA 情報処理推進機構より筆者作成）
例年、上記のようなスケジュールで試験は開催されています。そのため2020年度のネットワークスペシャリスト試験日は10月18日の日曜であると推測されます。受験をする決意が固まったら、その年の7〜8月に申し込みましょう。
受験申し込み方法
個人受験の申し込み方法は2種類あります。インターネットによる申し込みと、郵送による申し込みです。受付期間が近くなったら、公式サイトで具体的な期間や方法を確認しましょう。
インターネット経由で申し込む場合は、紙の願書は必要ありません。申し込みの受付期間も郵送よりも長く設定されているため、インターネットでの申し込むのがおすすめです。
受験結果の確認方法
試験の合否結果は、公式サイトで照会できます。受験番号と、受験票記載のパスワードを入力する必要があるため、忘れずにメモしておきましょう。
晴れて合格すると、合格証書が発行されます。別途合格証明書の交付を依頼することも可能です。
解答の確認方法
ご紹介したとおり、試験の問題・解答・講評は公式サイトに毎年アップロードされています。午前の部の解答例は即日公開されますが、午後の部の解答が公開されるのは合格発表の数日前とされています。
公式以外にも、自分なりに答え合わせをしたり、各予備校が解答例を速報として発表していることもあります。しかし午後の問題は記述問題のため、確実な答え合わせができるとは限りません。分からなかったところは解き直すなど、自分の力を高めながら合格発表の日を待ちましょう。
まとめ
ネットワークスペシャリスト試験は、単なる暗記では太刀打ちできない難関な資格です。だからこそ、学生のうちに取得できた場合には大きな強みになるでしょう。
仮に合格できなかったとしても、勉強を重ねていることは事実です。身につけた知識は社会できっと活かすことができます。自身の将来のためにも、挑む価値のある資格と言えるでしょう。ぜひ受験を検討してみてください。
参考
ネットワークスペシャリスト試験（NW）｜IPA 情報処理推進機構
ネットワーク技術者はどうしてネットワークスペシャリストを受けるのか？｜日経xTECH
ネットワークスペシャリストの合格率 その他統計資料｜ネットワークスペシャリストドットコム
就活で資格をアピールするときに意識すること5つ！履歴書の書き方も例文付きで解説｜Biznote
ネットワークスペシャリスト試験は転職に有利？気になる年収も調査しました｜ProEngineer
情報処理技術試験 ネットワークスペシャリスト【NW】｜iTEC
