ネットワークスペシャリストに合格したい大学生へ!攻略&活用の方法 - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 2

ネットワークスペシャリストを取得するメリット

努力して取得した場合、どのようなメリットが待っているのでしょうか?

ネットワークスペシャリストを活かせる職業

専門的な知識が多く問われるネットワークスペシャリストの知識は、具体的にどのような職業で活かすことができるのでしょうか?

ネットワークエンジニア

ネットワーク機器に関わる専門技術を必要とされるネットワークエンジニアは、ネットワークスペシャリスト資格を最も活かせる職業であると言えるでしょう。

システムの仕様設計はもちろん、ネットワーク構成図の作成や読み取り、機器選定の理由の論述、さらにはプロトコル・セキュリティ関連の知識など、出題範囲にはネットワークエンジニアが業務で必要とする知識がふんだんに盛り込まれています。

もしも実務経験がないとしても、ネットワークスペシャリストの資格を持っている人と持っていない人では、ネットワークエンジニアとして差が出るのは明らかでしょう。

サーバーエンジニア

ネットワークエンジニアとサーバーエンジニアの役割を合わせて、インフラエンジニアと呼ばれることがあります。担当領域は異なりますが、企業内の情報システム部門に一緒に配属されることもあるでしょう。

中にはサーバー側、ネットワーク側両方の知識が求められる企業もあります。そのため、サーバーエンジニアとしての活躍の幅を広げたい場合にも、ネットワークスペシャリストの資格を取得しているという点は強いアピールポイントとなり得るでしょう。

そのほかのIT系職種

ネットワークスペシャリストで得た知識を、実際に使うのは上記2つのエンジニア職が多いでしょう。これらの技術職以外にも、ネットワークエンジニアと一緒に働くような職種でもネットワークスペシャリストの資格を活かすことができます。

例えばIT系ベンダーの営業は、各ネットワーク機器の名称や性能等を知っていれば、深い提案ができるようになるでしょう。またエンジニアの派遣や紹介を行う企業の営業職でも、エンジニアのスキルや顧客の求める要件をしっかりと見定めることができます。

就職で活かすには?

学生にとっては、どのように資格を就職活動で活かすかも大事になります。今回は就職活動時にネットワークスペシャリストの資格を活かす方法を3つご紹介します。

資格取得の動機を明確にする

ネットワークスペシャリストは、かなり専門的な知識を問われる資格です。どうして資格を取得しようと思ったのか、その動機を明確に伝えられるようにしましょう。

動機を考える際には、できるだけ具体的な言葉を用いるようにしましょう。単純に「興味があったから」、「おもしろそうだから」などのような動機では、せっかく専門的な資格を持っていても浅い印象を与えてしまいかねません。

入社後にどう活用するかを伝える

ネットワークスペシャリストは難関資格であり、企業の採用担当の方の目に留まることもあるでしょう。その場合には取得の動機以外にも、その資格を仕事でどう活かしたいかを伝えられるようにしておきましょう。

インフラ系のエンジニア職種への応募の際には、職種と資格の内容が結びつきやすいです。しかしエンジニア職以外の場合は、「そんな難しい資格を持っているのに、どうしてうちの会社に応募してきたの?」と疑問を持たれるかもしれません。

志望動機から逸脱しないように、担当者が納得する活用方法を伝えられるようにしましょう。

今後何を勉強したいか考えておく

ネットワークスペシャリストの資格を学生のうちに得ると、合格のためにそれなりの努力をした証になります。つまり、「目標に向かって努力することができる人」であることをアピールできるのです。

一方で資格を取得するだけで満足してしまっていては、向上心がないのでは? という印象を与えてしまいます。努力を継続できる高い意思を持っていることをアピールするためにも、次に何を勉強したいか、その理由など、今後の動きも考えておきましょう。