「大藪春彦賞」とは?大藪春彦の名を冠する文学賞について解説! - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 2

歴代の受賞者は?

大藪春彦賞

大藪春彦賞はこれまでに20人以上の受賞者を輩出してきました。栄えある第1回受賞者は、現在は選考委員を務めている馳星周です。『漂流街』での受賞です。歴代の受賞者を紹介します。

受賞者

  • 第1回 馳星周『漂流街』(徳間文庫)
  • 第2回 福井晴敏『亡国のイージス』(講談社文庫)
  • 第3回 五條瑛『スリー・アゲーツ三つの瑪瑙』(集英社文庫)
  • 第4回 奥田英朗『邪魔』(講談社文庫)
  • 第5回 打海文三『ハルビン・カフェ』(角川文庫)
  • 第6回 垣根涼介『ワイルド・ソウル』(新潮文庫)、笹本稜平『太平洋の薔薇』(小学館文庫)
  • 第7回 雫井脩介『犯人に告ぐ』(双葉文庫)
  • 第8回 ヒキタクニオ『遠くて浅い海』(文春文庫)
  • 第9回 北重人『蒼火』(文春文庫)、柴田哲孝『TENGU』(祥伝社文庫)
  • 第10回 近藤史恵『サクリファイス』(新潮文庫)、福澤徹三『すじぼり』(角川文庫)
  • 第11回 東山彰良『路傍』(集英社文庫)
  • 第12回 樋口明雄『約束の地』(光文社文庫)、道尾秀介『龍神の雨』(新潮文庫)
  • 第13回 平山夢明『ダイナー』(ポプラ文庫)
  • 第14回 沼田まほかる『ユリゴコロ』(双葉文庫)
  • 第15回 柚月裕子『検事の本懐』(角川文庫)
  • 第16回 梓崎優『リバーサイド・チルドレン』(東京創元社)、西村健『ヤマの疾風(かぜ)』(徳間文庫)
  • 第17回 青山文平『鬼はもとより』(徳間文庫)、月村了衛『コルトM1851残月』(文春文庫)
  • 第18回 須賀しのぶ『革命前夜』(文春文庫)
  • 第19回 長浦京『リボルバー・リリー』(講談社文庫)
  • 第20回 佐藤究『Ank:a mirroring ape』(講談社文庫)、呉勝浩『白い衝動』(講談社文庫)
  • 第21回 河崎秋子『肉弾』(角川文庫)、葉真中顕『凍てつく太陽』(幻冬舎)

そのほかの候補作

大藪春彦賞受賞作品ではありませんが、候補作にも実力のある作品が揃っています。その一部を紹介します。

  • 映画化された松岡圭祐の『千里眼』(角川文庫)【第2回候補作】
  • 石田衣良『赤・黒(ルージュ・ノワール)-池袋ウエストゲートパーク外伝』(文春文庫)【第4回候補作】
  • 池井戸潤『BT’63』(講談社文庫)【第6回候補作】
  • 映画・アニメ・舞台にもなった柳広司『ジョーカー・ゲーム』(角川文庫)【第11回候補作】
  • 2015年に芥川賞を受賞した羽田圭介『盗まれた顔』(幻冬舎文庫)【第16回候補作】