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中学・高校生くらいになると、学校から英検取得を進められる人も多いのではないでしょうか。日本では、英検に合格することで進学・就職時などにさまざまな恩恵を受けることができるため、資格取得に対するニーズが高い人気の資格です。
当記事では、英検2級合格を目指している人に向けて、英検2級の勉強法、試験の難易度や合格ライン、試験内容・採点方式など、英検2級に関することをまとめて解説していきます。
もくじ
英検2級はどんな試験?
英検2級とは、正式名称「実用英語技能検定2級」と言い、日本人の英語能力を測ることを目的として作られた資格試験です。6月、10月、1月の年3回実施されます。
英検2級に合格すると、大学受験の英語科目が優遇されるなど、進学・就職時にメリットを得ることができます。そのため、日本国内では中学生くらいから英検取得のために勉強を始める人が多い傾向にあります。
英検2級の難易度レベル・合格率
英検2級は、高校卒業程度の英語レベルを目安としています。大学によっては、受験の優遇措置があるため英検2級を受験する高校生も多いです。センター試験対策にもなるので、受験生でチャレンジする人も多いでしょう。4級、3級、準2級と少しずつレベルを上げてくると英検2級の合格に向けた準備ができているので受験しやすくなります。
2級は、準2級までしっかりつけてきた力を実生活の様々な分野で応用できる力を身につけている級で、レベルは高校卒業程度とされています。社会生活に必要な英語を理解し、使用できることが求められます。入試優遇、単位認定、センター試験対策、さらに海外留学や社会人の一般的な英語力の条件として幅広く適用されます。
(引用元:2級の試験内容・過去問|日本英語検定協会)
2016年度から英検の採点方式が「CSEスコア」を導入したものに変わりました。これまでは、リーディングとリスニング、面接が主な試験内容でしたが、リーディング、ライティング、リスニング、スピーキングの4つのスキルが必要な試験に生まれ変わりました。英検2級に合格するためにはバランス良く技能を鍛えることが大事です。
英検2級の難易度レベルについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
英検2級の合格点・合格ライン
1次試験の合格点
英検2級の1次試験は、リーディング、ライティング、リスニングの3つの合計スコアで合格点が決まっています。1次試験の合格基準は1,520点です。1技能につき650点なので、満点は1,950点。各技能ごとに507点以上を取得する必要があります。
2次試験の合格点
英検2級の2次試験は、面接形式のスピーキングテストになります。650点満点中460点が英検2級2次試験の合格点です。
英検CSEスコアの採点方法は?
英検CSEスコアは、リーディング、ライティング、リスニング、スピーキングの4つの技能ごとに均等にスコアを分配するシステムになっています。1技能あたりに分配される点数は、級によって変わります。
2級の場合は、1技能につき650点が配点されています。技能によって問題の数は違いますが、技能ごとの満点は同じになります。
2級の審査基準はこのようになっています。
審査領域
読む:社会性のある内容の文章を理解することができる。
聞く:社会性のある内容を理解することができる。
話す:社会性のある話題についてやりとりすることができる。
書く:社会性のある話題について書くことができる。
(引用元:各級の審査基準|日本英語検定協会)
準2級までは日常生活の話題が中心でしたが、2級からは社会的な常識や、知識が必要になってきます。英語の理解力に加えて話す書く、伝える力も重要になります。