英検2級の合格率・難易度は?求められる英語レベルについても解説 - cocoiro career (ココイロ・キャリア)

英検2級は高校卒業程度の英語力があるかを確かめる試験です。高校生が大学受験前に取得しておくと、大学入試や海外留学する際に評価されることがあります。英検2級は、海外で英語を学ぶ際の登竜門と言えるでしょう。そこで今回の記事では、英検2級の合格率と難易度、試験の概要、英検2級対策とおすすめのテキストをご紹介します。

英検2級の合格率・難易度・レベル

英検では、合格率が公表されていません。また、各試験に決められた合格者数があるわけではありません。英検が導入している「CSEスコア」に基づいて合否判定されます。ここでは、「CSEスコア」の運用方法と難易度をご紹介します。

英検2級の合格率・難易度

概算ですが、2015年、2016年のデータによると英検2級の合格率は約25%となっています。

区分 2015年 2016年
1次試験 27.0% 34.0%
2次試験 83.9% 80.4%
全体 22.7% 27.3%

※1次試験は高校生のみ、2次試験は全体の合格率を指す。

参考
英検CSEスコアでの合否判定方法について | 公益財団法人 日本英語検定協会
平成28年 英検試験結果速報|日本英語検定教会

英検2級で求められる英語レベル

英検2級では、高校卒業程度の英語レベルが求められます。

社会生活に必要な英語を理解し、また使用するための能力が求められるとされており、医療やテクノロジー、ビジネスなどの社会的な話題も出てきます。具体的にリーディングの選択肢を参照してみると、以下の通りです。

  1. Meanwhile
  2. Overall
  3. Certainly
  4. Similarly

また、スピーキングは面接形式で行われ、「環境にやさしい素材」や「オンライン会議」「ペット産業」など、社会性のある話題が題材になっています。

これらのことから、高校で習う英語の知識だけでなく、さまざまな題材に対して話をする視点も必要になります。