動物看護士への適性
ベースの体力
動物看護士はハードな仕事です。看護以外の多様な業務を行い、動物の身の回りの世話を、体を動かして行い、朝早くからの長時間労働、重労働になることもあります。シフト制になるため、生活リズムの維持は必須です。
動物病院に勤める動物看護士の1日は次の流れです。朝は最初に入院している動物の健康チェックや世話、診察の準備をします。午前の診察では、動物の補助診察に入り、ときに暴れる動物たちの保定などを行います。
お昼休憩から午後の時間には、手術を行うため手術補助も行います。午後の診察では、診察補助に入ります。隙間時間では、預かり中の動物の様子を気にしながら業務を進めます。診察が終われば病院内の清掃、カルテの整理、翌日の準備、動物の状態確認、会計処理などの作業を行います。こういった仕事をこなすためには、ベースの体力や疲れても明るく元気にできる気力を求められるようです。
動物と触れ合うのが好き
動物を病気や怪我から守るのが動物看護士の仕事ですが、前提として動物と触れ合うのが好きな人に合う仕事です。動物と触れ合うのが苦手な人、嫌いな人には適さない職業でしょう。ただ、「動物が好き」という理由だけで勤め続けられる仕事とも限りません。福利厚生の面で充実している職場は多くありません。ハードな勤務状況でも、動物と触れ合うことを楽しいと思え、やりがいを感じられる人におすすめです。動物の病気や怪我が治れば、動物の元気な姿を見ることができて、飼い主から大いに感謝されるでしょう。そういった経験を得られるのも動物看護士の仕事の魅力です。
終わりに
好きな動物と1日中触れ合えるのが動物看護士の魅力です。病気やけがでつらい思いをしている動物の健康を守ってやりがいも感じられるでしょう。動物看護士を求めている病院や職場は多くあるため、就職や転職もしやすいようです。特に動物病院では慢性的な人員不足で、動物看護士を探している病院もあるようです。ペットケアセンターなど、新しいサービス形態も生まれています。働き方の選択肢は多いため、子供の希望に沿った形で働ける環境を見つけられると良いでしょう。
参考
動物看護師の未来のために|日本動物看護職協会
動物看護師になるには|Career Garden
動物看護師の仕事内容|Career Garden
動物看護師になるにはどうしたら良いの?|アニマルジョブ
動物看護師になるには・仕事内容と全国の求人|スタンバイ