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一般財団法人動物看護師統一認定機構の発表によれば、2019年2月14日時点での「認定動物看護士」の登録者数は21,483名。認定された多くの動物看護士が臨床現場や教育現場で、動物たちの生命や健康を守るために貢献しています。当記事では、動物看護士の仕事内容やなる方法、適性などについてご紹介します。
もくじ
動物看護士の仕事内容
獣医師のサポート役
人間を看護する看護師は、国家資格の取得が必要です。これまでに動物看護士に必要な国家資格は制定されていません。ただ、民間団体の認定資格を取得する動物看護士が多いようです。動物看護士は主に獣医師をサポートします。獣医師は動物の診察や手術を行います。動物の体、病気、薬、ケアなどに関する専門知識を求められます。
具体的には、以下のとおりです。
診察に関わること
- 動物の保定(診察時、動物が動かないように押さえておくこと)
- 器具の準備、消毒、片付け
- 入院動物のケアや健康管理
- 体温や脈拍の測定、血液検査や尿検査などの検査
- 病状や治療内容、検査結果について飼い主へ説明
- 手術の際に獣医師の助手を務める
- カルテの管理
薬剤に関すること
- 病院内に保管している薬の管理や製薬会社への注文
- 獣医師が処方、調合した薬を確認し、飼い主に説明して渡す
病院事務に関すること
- 受付窓口での対応
- 会計業務
- 電話やメールでの問い合わせ対応
その他
- 病院内の清掃、消毒
- 診察に使用するタオルや手術用の滅菌布などの洗濯、管理
- 患者や飼い主がリラックスできるための環境づくり
(引用元:動物看護師の仕事内容|Career Garden)
こういった多岐にわたる業務をこなします。
動物にとっての最適ケアを
動物病院に連れて来られた動物のケアを行うため、飼い主とコミュニケーションを取っていくことも大切です。動物病院に通う動物は、環境の変化に戸惑いや不安などストレスを少なからず感じているでしょう。そのため怒りを露わにして噛みついたり、引っかいたりすることもあるかもしれません。いち早く環境に慣れ、リラックスしてもらうために、動物の飼い主から普段どういった生活をしているか話をするのも動物看護士の役割です。また、その飼い主の疑問や不安を解消するなど、相手とのコミュニケーションを取ることも大切です。
入院中の動物のお世話
動物たちの健康管理のためトリミングやグルーミング、毎朝の糞尿の状態チェック、骨折や歩行の困難な動物のリハビリサポートを行うのも動物看護師の仕事です。ペットホテルとして動物を預かる際には、散歩や餌やりも業務の1つになります。言葉を話せない動物なので、入院中の状態を見極めながら適切なケアを行いましょう。