医師になるにはどうしたらいい?医師の現状や求められる資質を解説 - cocoiro career (ココイロ・キャリア)


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子供が医師になりたいと希望している場合、どんな進路を選べば医師になれるのでしょうか?

この記事では医師の現状と将来性について説明し、医師になるためにはどんな進路を選べばいいか、また医師に求められている5つの資質を解説していきます。

医師の現状と将来性

「安定」「高収入」という理由で医学部人気が高まりつつありますが、実際の医師を取り巻く状況はどうなっているのでしょうか。

医師が増え続けている日本

「お医者さんは減ってるのでは?」というイメージを持つ方も多くいると思います。実は日本全体でみると、医師の数は増え続けているのです。

厚生労働省が2018年に発表した「医師の需給に関する背景」によれば、人口10万人あたりの医師数の年次推移をみると、死亡などを除き医師数は毎年4,000人程度のペースで増加し続けています。2004年に27万人だった医師数は、2016年には31.9万人と、およそ5万人も増えてきています。

(引用元:医師の需給に関する背景|厚生労働省

地域や診療科によっては医師不足?

日本全体としては医師数が増えていますが、地域や診療科によっては不足しています。日本医師会総合政策研究機構が2009年に出している「医師不足問題をどう捉えるべきか?」という資料には下記のように記載されています。

実際の問題の表れ方を考えると、医師不足という現象は各領域(医療機関種別、診療科別、地域別、時間帯別)で起きていると考えておくのが良さそうである。この考え方が理解できるとしても、医師総数で不足しているのではないかと見る向きもあるだろう。

(引用元:医師不足問題をどう捉えるべきか?|日本医師会総合政策研究機構

厚生労働省はこれらの課題を解決するため、遠隔診療や医師偏在是正のため資源の適正配置を検討しており、今後医師を目指す人たちにはこういった医療機関、診療科、地域などのニーズに応えられる人が求められてくるかもしれません。