指定校推薦のデメリット
指定校推薦って楽だよ~という話を散々してきたが、
「指定校推薦って楽でいいな!」、「お得だ!」と甘く見てはいけない。
大学に簡単に進学することができるというメリットはあるが、それ以外の面でいろいろと大変で面倒くさいのだ。
どういうところで苦労するのか、述べていこう。
争わないための争いで苦労
高校3年生の1学期、指定校推薦を考えている人間にどの大学の枠があるのかが書かれた冊子が渡される。
自分の行きたい大学、内申点で行ける大学を見つけ、「僕、私はここの大学に行きたいと思う!」とみんなに知れ渡るようにアピールする。
指定校の枠は限られており志望校が被ってしまうといけなくなる場合があるからだ。
みんな、「私はここに行きたいから、やめてね!」とは直接言わず、「私が受けようとしてるんだから邪魔するんじゃないよ」ということをほのめかしまくる。
そう、みんな争いは避けたいのだ。争わないための争いが静かに勃発している。
受験勉強モードのクラス、友達に気を遣う
指定校推薦で合格したとはいえ、高校のクラスには一般受験を控えている生徒も多くいる。
合格してもうかつに喜べない。
だから、合格した話も決して自分から持ち掛けない。
一般受験を控える友達と話す際には何かポロッとまずいことを言ってしまわないように、会話の内容にも気を遣う。
学校の半数以上の生徒が指定校推薦利用者ならば、指定校が堂々としているのだろうが、一般受験を受ける生徒の方が多い。
また、先ほども述べたが、私の高校は成績の良くない人でも指定校推薦を利用することができた。
指定校推薦を使わないと進学できないやつみたいな感じで見下されていたようにも思える。そのため偉そうにはできない。
なんか、こう、申し訳なさそうにしてないといけない。笑
指定校推薦=ずるい、楽したやつみたいな!
一般受験を受ける人がよくいうのは、「指定校推薦組は楽でいいよな」である。
しかし「自分も指定校推薦利用すればいいじゃん!」と提案すると、
「指定校推薦なんて逃げだ」と言う。
一般受験で目指される方からすると「指定校推薦=逃げ」に見えるのかもしれない。
でも、「逃げ」だと言われても決していらだってはならない。我慢だ。我慢。
きっと彼らは勉強しすぎてイライラしているのだろう。
それか古くからの大和魂が残っている方々なのかもしれない。
合格する可能性が低くても、合格できないと分かっていても一般受験に挑戦しろと言うのか。
私はイヤだ。死にたくはない。
受かる確率の高い方法が他にあるのならばそちらを利用させていただきたい。
むしろ大学に絶対に合格するために、自分で受験せず可能性の高い指定校推薦を利用するという選択は逃げではなく、勝つことにに貪欲な戦略だといえるのではないか。
まとめ
ちょっと過剰に書きすぎた部分はあるかもしれない。。。
しかし、私が指定校推薦を利用してみて感じたことをそのまま書いたらこうなっていた。
もともとが高校に対し不満をもっている人間だったため、少し偏った見方をしてしまっているが、楽しく参考程度に見ていただきたい。