大学院の推薦入試での注意点
推薦入試といっても希望する大学院によってさまざまな基準や方法が用いられていますが、いったいどのような点に注意をすれば良いのでしょうか?
試験で落ちる可能性はある
受験する大学院によって、推薦試験の免除事項は異なります。また、どこの大学院も推薦が取れたから絶対に合格するという保証はされていません。
多くの大学院では推薦の場合、筆記試験のみ免除というケースを採用していますが、このケースでは面接で落とされる可能性は十分にあります。
成績が優秀であっても、面接時に使用する研究計画書の内容がずさんだったり、面接時に入学後の目的が曖昧だったり……などというケースでは、推薦であっても絶対合格というわけにはいきません。
研究室のミスマッチが起こる場合がある
大学院の推薦対象者は4年生のかなり早い段階で決定します。おおよそ5月~6月くらいで決まってしまうことが多いのですが、そこで決めた進学先が、果たしてこれからの自分に合っているのかどうかという問題があります。研究を行う分野や、研究室の雰囲気が合わないというミスマッチが起こる可能性があるのです。
通常の入試であれば、一定の期間研究室に在籍できるためある程度の内部事情が分かりますが、推薦の場合は違うので注意が必要です。
推薦が合格が決まったら辞退できない
推薦で合格をした場合、通常は辞退ができないことになっています。多くの推薦の場合は、誓約書を書かなければいけません。
- 合格したら必ず入学する
- 辞退はしない
という条件のもとに推薦が行われているので、辞退をするという選択肢はないと思っていた方が良いでしょう。