マサチューセッツ工科大学に留学する上で知っておきたいこと
ここでは、マサチューセッツ工科大学の入学者選抜の方法や学費、日本の大学との違いについて紹介します。
入学する方法
留学生がマサチューセッツ工科大学に入学するためには、出願時にいくつかの書類の提出が必要です。
成績証明書、設問に答える形式のエッセイ、SATやTOEFLなどのスコア、高校時代に行った活動の紹介、推薦状などが総合的に評価されて合否が決まります。
SATやTOEFLについては、かなりの高得点が必要となるので早めの対策が重要です。
学費
アメリカの大学(特に私立大学)の学費は高額であることで知られていますが、マサチューセッツ工科大学も例外ではありません。
マサチューセッツ工科大学の学費は年間約5万ドル(550万円)、そこに住宅や食事、教科書類にかかる費用などを合わせると約7万ドル(770万円)になります。
一方で、家庭の収入額によって金額の決まる奨学金制度があり、留学生も対象に含まれます。
また、「孫正義育英財団」や「柳井正財団」など、日本から海外へ優秀な学生を送り出すための国内の奨学金も少しずつ増えてきています。留学を検討する際には、常日ごろから国内外の奨学金について情報収集することが重要です。
留学生の割合
マサチューセッツ工科大学で学ぶ留学生の割合(学部生)は全体の約10%です。
2018-2019年度における留学生の出身国で最も多いのは中国の57人。次いでインド(22人)、韓国(21人)、カナダ(19人)イギリス(19人)と続きます。日本からの留学生は4人となっています。
参考
TUITION AND FINANCIAL AID|MIT FACTS
International Student Statistics 2018-2019|MIT International Students Office
日本の大学との違い
アメリカの大学は課題の量が多いことで知られています。マサチューセッツ工科大学も例外ではなく、大量の課題が出され、成績にも影響します。また、議論しながら進めていく形式の授業が主流のため、積極的な姿勢を要求されます。
多くの学生が親元を離れ、寮生活やルームシェアをしているのも特徴の1つです。留学生の中には、大学の図書館や研究室でアルバイトをしている学生もいます。
卒業後の進路は多彩
卒業後の進路は多彩です。マサチューセッツ工科大学をはじめとした海外の大学院への進学、GoogleやIBMなどのグローバル企業への就職、スタートアップへの参加や起業、帰国して日本企業に就職する道など、さまざまです。
入学の難易度や学費を考えると越えるべきハードルは高いですが、その分、得られるものは大きいでしょう。子供の進学先の1つとして、マサチューセッツ工科大学を検討してみてはいかがでしょうか。
参考
TUITION AND FINANCIAL AID|MIT FACTS
MIT AT A GLANCE|MIT FACTS
International Student Statistics 2018-2019|MIT | International Students Office
The QS World University Ranking 2019
World University Rankings 2019|Times Higher Education (THE)
授業料は東大の10倍 それでも米MITを選ぶ理由||NIKKEI STYLE
Admissions statistics|MIT Admissions
マサチューセッツ工科大学(MIT)に入学するには?|Global Learning Center
孫正義育英財団
一般財団法人 柳井正財団
マサチューセッツ工科大学|wikipedia
The 21 Most Successful MIT Alumni Of All Time|BUSINESS INSIDER