英検3級の合格率は?難易度や合格に必要な英語レベルについて解説 - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 4

英検3級の受験対策


英検3級を勉強するのであれば、過去問を解いてみることが一番です。英検のサイトでは、直近3回分の過去問が公開されていますので、チェックしましょう。公開されている過去問が解き終わったら、問題集やさらに昔の過去問をひたすら解き、単語と熟語を覚え、英検の問題に慣れましょう。英検3級で重要なのは、単語力です。単語帳で勉強したり、長文問題で分からなかった単語は辞書で引いて覚えていくなど、少しでも多くの単語を頭に入れましょう。

二次試験の対策としては、英検バーチャル試験で面接室に入室してから退出するまでの流れを把握し、試験のイメージをしておくといいでしょう。家族や友達を面接官に見立てて練習するなど、人前で英語を話す勉強をしておきましょう。

復習を徹底しよう

英検の合否発表後、英検公式の合否結果発表サービスの英ナビ!で詳細な結果を知ることができます。CSEスコアによって、総合的な英語力と、技能ごとの能力を絶対指標で知ることができるので、自分がどんな能力を備えればいいか、学習の重点をどこに置けばいいかが明確になります。苦手な技能を中心に再度、勉強しましょう。

また、英検のホームページでは過去3回分の過去問と解答が公開されています。リスニングの問題も聞くことができるので、自身の解答と照らし合わせて見直しましょう。

試験対策強化方法

再受験するのであれば絶対合格するために、再度勉強に取り組みましょう。合格するための勉強方法のポイントを、4つの技能別にご紹介します。

リーディング

リーディングは、制限時間内に長文を読み解く読解力が必要になります。練習問題など読解の練習を重ね、長文を読むコツをつかみましょう。英検3級の場合は、設問の選択肢はひっかけ問題もなく、難しくありません。また、英検3級合格のために全技能に共通して必要なのは単語力です。単語帳で勉強したり、長文問題で分からなかった単語は辞書を引いて覚えていくなど、少しでも多くの単語を覚えましょう。

ライティング

2017年度から導入されたライティングは、自分の考えに関する簡単な質問について答える問題です。課題で求められている内容が含まれているか、英文の構成や流れが分かりやすく論理的であるか、課題にふさわしい語彙を正しく使えているか、文構造のバリエーションやそれらを正しく使えているか、の4つの観点によって評価されています。

難しい単語や文法を使わずに、簡単な単語や文法でも正しくに解答することができれば十分に高得点が狙えます。過去問などで出題傾向を見極め、演習を繰り返しましょう。

リスニング

リスニングの単語のレベルは、リーディングよりも簡単です。全文がきちんと聞き取れなくても、単語がひろえていれば解答できる問題も多いので、文章全体が把握できなくても諦めずに聞きましょう。正しい発音の英語に慣れると聞き取りやすくなるので、問題集や過去問で練習しましょう。

面接

二次試験の面接は「アティチュード」という、積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度を確かめる項目があります。英検3級は、ハキハキと元気に話すことができれば合格できるので、緊張してうまく話せなかった人は、家族や友達と一緒に面接の練習をして、人前で英語で話すことに慣れましょう。

終わりに

2018年4月の日経新聞の記事によれば、2017年度の文部科学省の調査では、英検3級のメインの受験層である中学校3年生で、英検3級相当以上の英語力を持つ生徒は40.7%であることがわかったといいます。この結果は、2013年度から8.5ポイント増えたものの、50%とする国の目標には届いていません。ぜひ積極的に英検を受験し、英語力の向上に努めましょう。

また、英検3級は、基礎の集大成といわれる重要な級です。合格した人は、英語の基礎が身についていると自信を持って次の級にチャレンジしてみてください。不合格だった人は、苦手分野を強化し、再チャレンジして合格を目指しましょう。

参考
3級の試験内容・過去問|英検
試験結果・各種証明|英検
英検の合格率と合格点目安|オンライン英会話 マイチューター
「英検3級の合格点は何点?」2019年合格率と合格ラインを丁寧に解説|のろままさん通信
【英検3級レベル】難易度・範囲・問題傾向などを完全まとめ!|ESL club
中学生の英語力、目標の「英検3級以上」は40%|日本経済新聞

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