英検3級の試験内容
英検4級までの試験とは違い、英検3級以降の試験には二次試験で面接形式のスピーキングテストがあります。また、1次試験の内容も、身近なトピックを題材とした4、5級の試験とは異なり、海外の文化など、題材の範囲が広くなります。
一次試験
1次試験は、リーディング・ライティング・リスニングの3つに分かれています。リーディングとライティングの筆記が50分、リスニングが約25分で、トータルの時間は約1時間15分です。
問題の場面・状況は、家庭、学校、地域、電話、アナウンスなどで、話題は家族、友達、学校、趣味、旅行、買い物、スポーツ、映画、音楽、食事、天気、道案内、自己紹介、休日の予定、近況報告、海外の文化、人物紹介、歴史などから出題されます。
解答形式は、英作文のみ記述式で、それ以外はマーク式です。問題の構成は下記の通りです。
(参照元:3級の試験内容|英検)
二次試験(面接)
二次試験は、一次試験に合格した人だけが挑戦でき、英語での面接形式で行われます。試験時間は約5分で、話題は携帯電話、ラジオを聴く、読書週間、冬のスポーツ、朝市、四季など、身近な話題が多く出題されます。
質疑応答は、英検3級の一次試験に合格した人であれば問題なく理解できるレベルです。元気にハキハキと、きれいな発音で話すことができれば、多少言葉に詰まってしまっても大丈夫でしょう。問題の構成は下記の通りです。
(参照元:3級の試験内容|英検)
英検3級の合格点・合格ライン
2019年2月現在、英検の点数はCSEスコアで示されています。英検3級の一次試験のCSEスコアは、リーディング550点満点、リスニング550点満点、ライティング550点満点で、トータル1650点満点となっています。ただし、技能ごとにそれぞれ問題数が違うので、1問当たりのCSEスコアへの影響は異なります。
英検3級の一次試験の合格ラインは、CSEスコア1103点となっており、一次試験の全内容で66.8%獲得できれば合格ということになります。また、二次試験の合格ラインはCSEスコア353点です。
また、素点換算でのおおよその合格点を割り出すと、以下の表のようになっています。
(参照元:【英検3級レベル】難易度・範囲・問題傾向などを完全まとめ!|ESL club)
(参照元:【英検3級レベル】難易度・範囲・問題傾向などを完全まとめ!|ESL club)
これによると、英検3級一次試験全体の合格点は49点/76点(得点率64.5%)です。各技能の目標点は、リーディング合計が13点/30点(得点率43.4%)、ライティング合計は9点/16点(得点率56.3%)、リスニング合計が27点/30点(得点率90.0%)、二次試験の合格点は20点/33点(得点率60.6%)にとなっています。
英検3級の合格ラインについてはこちらの記事でも詳しく解説しています。
不合格になった場合
不合格だった場合、再び3級にチャレンジするのか、他の級にチャレンジするのかを選択する必要があります。
一次試験に合格し、二次試験で不合格になった場合は、次回以降の申込時に一次試験の免除申請をすれば、二次試験からの受験が可能です。
免除可能な期間は1年間なので、英検3級を再び受験する場合は1年以内の再チャレンジがおすすめです。