東京一工って何?概要と各大学の偏差値・特徴を徹底紹介! - cocoiro career (ココイロ・キャリア)


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「東京一工」という大学群をご存知でしょうか? 東京大学・京都大学・一橋大学・東京工業大学の国内トップの4つの国立大学を意味する「東京一工」の概要・偏差値・特徴について、各大学ごとに徹底的に解説します。トップ私立校との比較も掲載しているので、ぜひ大学選びの参考にしてください。

東京一工とは?

東京一工は、日本の難易度で最難関大学である「東京大学」「京都大学」「一橋大学」「東京工業大学」の各大学の名称の文字一字を取り出して「東京一工」と呼んでいます。以下、各大学に関しての特徴を、各項目ごとに分けて紹介していきます。

東京大学(偏差値67.5〜72,5)

あえていうまでもなく、進学に関わる人ならその名を知っている東京大学は、もちろんどの学部も高い難易度を誇ります。日本で「超」が付くほどの最難関の国立大学です。旧東京帝国大学の流れをくむ総合大学として1877年に設立されました。学生数は1学年当たりおよそ3000人といいます。所在地は文京区本郷です。

東京大学の特徴的なところは、「進振り制度」を採用していることにあります。この進振り制度は、東京大学のリベラルアーツという教育制度の一環で行われています。学生の側からすれば、入学時は大学の事や学部のことなどがまだ良く分からないうちに専門分野を決定してしまうと、その後、自身の興味や意向が変わってきた場合に困るでしょう。立て直す機会をがあるのは有意義名ことです。

「進振り制度」の概要を説明しましょう。1年次と2年次までは全学生が教養学部に所属します。2年次の前期終了までの成績や興味などを勘案して、3年次以降の進路を決定するというものです。いわゆる「進学振り分け制度」のことで、略して進振り制度と呼ばれています。この制度は東京大学となる前の旧東京帝国大学時代から受け継がれた伝統的な制度です。

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京都大学(偏差値62.5〜72.5)

東京大学が、国家官僚の養成所のような側面を持つ大学であるのに対して、常に比較される西のトップである京都大学は真逆で、校風としては自由な気概のある大学とされています。偏差値を単純比較すると、東京大学の偏差値67.5〜72.5に対して、京都大学は、偏差値62.5〜72.5。上限の数字は一緒ですが、下限では東京大学の方が高いことが分かります。

自由な空気感は、京都大学の大きな特徴といわれています。実際に学生たちも卒業式や入試時期などにはユニークなパフォーマンスをすることでよく知られています。

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一橋大学(偏差値67.5)

少人数精鋭の教育方針で、学生数が少ないこと、またキャンパスが国立市にあることなどで、東京一工の中ではやや地味目な印象を持たれがちなようです。学部は4学部で、法学部、経済学部、商学部、社会学部のみ。単科大学としてよく知られています。社会学部は、東大とも並ぶほどの実力があり社会学部の研究には評価が高く定評があります。

商学部は、外交官・政治家だった森有礼が開いたとされる商法講習所が前身で、長い歴史を持つ商学部は人気の学部となっています。全体としては、文系の大学です。授業は、小人数制であるため教授と学生の距離がとても近いことが特徴。今では普通に行われているゼミナール形式は、一橋大学が始めたものだと言われています。これがこの大学の優れたメリットともなっています。

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東京工業大学(偏差値65.0)

東京工業大学は、理工学系の単科大学で文系学部はありません。理工学系の研究は非常に優れたものだと評判で、理系受験生らからは大変な人気を得ています。変わっているのは、学部というものはなく、学部と大学院が合体したような「学院」が存在していることです。それがさらに「類」と「系」で分類されています。

東工大は、受験生からかなり人気があります。その背景には、就職率が高いことに起因しているかもしれません。企業は大学側に対し適切な学生を推薦してもらえるよう、枠も用意しているようです。

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