英検準1級の合格率・難易度は?過去のデータをもとに解説【最新版】 - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 4

英検準1級攻略のための勉強法

英検準1級は、年に3回受験のチャンスがあります。英検2級よりも難易度が上がる英検準1級試験。英検準1級を取得するためにはどんな勉強が必要でしょうか。

時間をかけて勉強する

英検準1級は年3回受験のチャンスがあります。決して多い回数ではないので、しっかりと計画を立てて勉強に取り組むことが大事です。時間をかけてじっくりと毎日勉強しましょう。

単語を徹底攻略

英検準1級の1次試験を通過するためには、英単語数を増やすのが近道です。英検準1級に必要な語彙数は、約7500~9000語。英単語を知ることで長文読解問題やリスニングに対応しやすくなります。英検準1級対策の英単語集を活用して勉強するといいでしょう。

長文読解は慣れることが大事

長文読解はとにかくたくさん読んで慣れることが大事です。時間も限られているので、英文を速読する力が必要です。たくさんの文章に触れて、速読する能力と語彙数を増やすことが鍵になります。

ライティング力を鍛える

ライティングは、トピックに沿った内容で自分の意見を盛り込んで書くことができているか、文法、語彙に間違いがないかを確かめるものです。英検の問題集で練習することも大事ですが、英文添削サービスなどを活用して文章の書き方を学ぶといいでしょう。

スピーキングはスピーチ力が大事

2次試験の面接では、スピーチ力が重要。物事を順序立てて説明する能力が求められます。ナレーション問題では、2分間で描かれている4コマのストーリー説明を組み立てる必要があります。面接対策には、日頃から英語で自分の意見を分かりやすく伝える練習をすること、面接の流れを把握すること、面接官との会話をイメージトレーニングしておくことが大切です。

英検準1級とTOEICどちらが難しい?

英検は、読む、書く、聞く、話すの4つの英語能力を確かめます。日常生活のさまざまな場面を想定した試験内容で、学生には取り組みやすい内容となっています。一方でTOEICでテストは、ビジネス場面で使う英語能力を測る試験。そのため、試験に頻出する単語の種類も異なります。英検では、大学などに対応したアカデミックな内容、TOEICでは、ビジネス用語が多用された内容になっています。英検とTOEIC、性質が違う試験なのでどちらが難しいと決めることはできません。

外国語運用能力評価基準になっているCEFRでは、TOEICのL&Rテストで785点以上、S&Wテストでは310点以上が英検準1級試験合格相当に該当すると評価しています。

(参照元:英検準1級のレベルと合格までの勉強法、面接の対策|英語の友

終わりに

英検準1級に合格するためには、「読む」「聞く」「話す」「書く」の全ての技能がバランス良く備わっている必要があります。受験対策はまんべんなく、時間をかけてするのがいいでしょう。英検準1級を持っていると大学受験や教員試験などで優遇されることがあります。資格を持っているとメリットも多い英検準1級。英語が得意な人はチャレンジしてみるのもいいでしょう。
参考
準1級の試験内容・過去問|日本語英語検定
英検準1級の難易度にドン引き?あなたが合格できない理由とは|EIGOGUIDE
英検準1級のレベルは?この級に受かれば海外である程度生活できる|SCRATCHHCO
英検準1級のレベルと合格までの勉強法、面接の対策|英語の友
実用英語技能検定(英検)|JQOS.jp

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shokole

ライター・英語講師・翻訳者。英検1級、TOEIC980点。英文科を卒業後、すぐに結婚。移住したアメリカで、日本とアメリカの子育ての違いに興味を持ち、現地の大学で幼児教育を学ぶ。6年のアメリカ生活を経て、帰国後に英会話教室をスタート。現在は英語講師のほか、翻訳や論文の英語チェックなどにも従事。ライターとては、英語学習や教育関連の記事を中心に執筆。キッチンで料理するのが毎日の癒し。6人の子供の母。