英検準1級の合格率・難易度は?過去のデータをもとに解説【最新版】 - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 3

英検準1級の試験内容

英検準1級の試験は、リーディング、ライティング、リスニング、スピーキング(面接)が行われます。

英検準1級の試験に使われる問題の場面や状況設定は、家庭や学校、地域、職場を中心にした電話での会話やアナウンス、学校の授業を想定しています。また、話題も生活に関わる身近なものから、芸術や自然環境、歴史文化、教育、テクノロジー、医療、ビジネス、政治と多岐にわたります。

1次試験

1次試験では、リーディング、ライティング、リスニングの試験が行われます。筆記90分間、リスニング10分間の計100分間の試験が実施されます。

リーディング

リーディングでは、3つの形式の問題が出題されます。

  • 会話形式の短文の中にある空欄に当てはまる語句を4つの選択肢から選ぶ「短文の語句空所補充」問題
  • 説明文や評論などの文章の一節の空欄に当てはまる語句を、テキストに掲載されている4つの選択肢から解答を選ぶ「長文の語句空所補充」問題
  • 文の一節の内容についての質問の解答を4つの選択肢の中から選ぶ「長文の内容一致選択」問題

以上の3つの問題が出題されます。

リスニング

リスニングは、3つの形式で出題されます。

  • 放送される会話の内容についての質問に回答する「会話の内容一致選択」の問題
  • 説明文の一節を聞いてその内容に関する質問に解答する「文の内容一致選択」の問題
  • 実生活の中でありそうな状況をテーマにした放送内容を聞いて質問に答える「Real-Life形式の内容一致選択」の問題

以上の問題があります。

英検準1級のリスニングでは、放送は1回のみで繰り返し放送はされません。正確に聞き取る力が試されます。

英検準1級のリスニング対策についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

英検準1級のリスニング対策!問題傾向と解答のコツを解説【最新版】

ライティング

ライティングの試験では、指定されたトピックについて英作文をします。英検のライティング試験は手書きで、主題となる「トピック」と英作文のキーワードになる「ポイント」がいくつか提示されます。提示されたポイントのうち2つを絡めて、端的に自分の意見を分かりやすく書くことが求められます。

2次試験

2次試験は、1次試験合格者が受験できます。2次試験では、英語面接形式でスピーキングの技能を測る試験が行われます。面接は個人面接で、面接官と1対1で実施されます。

面接官と自由に会話する日常会話の後、4コマあるイラストを見てそのイラストを適切に説明する「ナレーション」、イラストや問題が書かれたカードを使って関連した質問に受験者の意見を回答する問題が出されます。ナレーション内容や受験者の応答の仕方、発音、文法、語法の使い方のほか、コミュニケーションを取ろうとする積極的な姿勢などが評価されます。

1次試験合格者は、2次試験の受験資格を1年間保持できます。期間中に実施される試験を受験することが可能です。