おすすめの勉強法
数学は、多くの人が苦手意識を感じる科目の代表です。中学や高校のうちに、数学を楽しいと感じたり得意と感じることが、その後の成績の伸びにつながるはずです。
そこで、最後に3つのステップに分けて数学のおすすめ勉強法をご紹介します。
過去問を解いて自分の得意と苦手を知る
どんな勉強をするにも、自分のレベルを知ることがはじまりです。過去問を解くことで、いまの自分がどの程度のレベルなのかがわかります。また、ゴールを知るためにも、自分の志望校とセンター試験の過去問を始めに解いてみましょう。
この時のポイントは、何点取れたかではなく、どこかできてどこができないのかを知ることです。とれた点数は、ゴールまでの道のりがすでにその点数分縮まっている証拠です。ポジティブに捉えて、ゼロの地点から進むつもりで受験勉強に取り組みましょう。
ただし、いままでに数学を学習したことがない人は、いきなり過去問を解いても全て解けないのは当然なので、今回の記事でご紹介した初心者向けの参考書を利用して学習を始めることをおすすめします。
レベルに合った参考書で基礎知識を付ける
自分のレベルが理解できたら、そのレベルに合った参考書を選びましょう。参考書を選ぶときのポイントは2つです。
1つは、半分以上の問題が解けると感じるレベルのものを選ぶこと。もう1つは、苦手な分野の解説がわかりやすいものを選ぶことです。
「ちょっと難しいかもしれない」と感じる参考書を選ぶと、途中で挫折してしまって、結局違う参考書に手を出すことになりかねません。その点、半分以上の問題を解くことができれば最後まで心が折れずに学習を進めることができます。
多少難しい問題を解いても、最後まで一冊終わらせることができなければ広いテスト範囲をまんべんなく学習することはできません。参考書を選ぶときに難易度で迷ったら、簡単な方を選ぶことをおすすめします。
多くの問題を解いて出来るまで繰り返す
自分のレベルを知り、レベルに合った参考書で学習を進めた後は、問題を解くに限ります。問題には、基礎的な解法を身に着けるための問題と実際の入試問題を集めた問題の2種類があります。
先に解くべきは、基礎的な解法を身に着けるための問題です。これは参考書についている演習問題や教科書の練習問題・章末問題などを指します。解けない問題は、解説を読んで解けるまで何度も繰り返すようにしましょう。
基礎的な問題を解くことができるようになったら、志望校の過去問やセンター入試の過去問をどんどん解いていきましょう。これも、解けなかった問題は解けるようになるまで繰り返し解いて、解法を自分のものにしましょう。
大学入試当日は、緊張や焦りのため、いつも通りの力を出すのが難しいと言われます。だからこそ、何度も問題を解いて自分のものにしておくことが大切です。
まとめ
大学入試の数学で得点を取るには、まず基礎を理解することが大切です。積み重ねの教科である数学では、基礎が理解できていないと発展・応用を理解することはできません。
子供のレベルに合った参考書を選んで、数学の苦手意識を失くすためのサポートをしてあげてください。良い参考書に出会うことができれば数学は楽しい科目になります。
参考
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