難関私大レベルの勉強におすすめの問題集・参考書4選
早慶上智(早稲田大学、慶応義塾大学、上智大学)などの最難関私大レベルを志望する人向けの、おすすめ参考書をご紹介します。旧帝大(東京大学、京都大学、東北大学、九州大学、名古屋大学、大阪大学、北海道大学)レベルまでカバーできる問題も多数収録されているので、旧帝大受験を考えている方も参考にしてください。
実戦物理重要問題集ー物理基礎・物理2019
先ほどご紹介した「良問の風」を一通り理解できたらチャレンジしておきたい参考書です。特徴は何と言っても問題の網羅性の高さです。
そのため、やり込めばやり込むほど実力がつく問題集となります。東京大学を受験する学生も使う問題集。最近の「解説が少なすぎる」というフィードバックをもとに、解説も以前より増えて使いやすくなっています。
名問の森 力学・熱・波動1(河合塾シリーズ)
最難関私大や国立大学を目指す人の仕上げの問題集としておすすめなのがこちらです。タイトルの通り、応用問題の「名問」がそろっています。どの問題も質が高く、設問ごとに4つの段階でレベルが示されており、自分の実力を知るための工夫もされています。
ちなみに、「名問の森」は、「物理のエッセンス」「良問の風」と同じ浜島氏の著書です。こちらも物理のエッセンスと同じく、2冊に分かれています。
名問の森 電磁気・原子(河合塾シリーズ)
新・物理入門
学校の授業や他の参考書で詳しく説明しなかった部分をていねいに取り扱っています。入門レベルはもちろん、難関私大レベルの問題もたくさん取り扱っているので物理のレベルを上げていきたい人にもぴったりです。
物理を根底から解説することが多いので、数学的な解説も多くなっています。現在のレベルで基礎的な物理の問題に頭を抱えている人にとっては難しい問題集になるので注意しましょう。
国立大レベルの勉強におすすめの問題集・参考書3選
最後は、国立大レベルの参考書です。「実戦物理重要問題集」や「名問の森」を3周することができれば、かなり実力がついていると思っていいでしょう。総仕上げには、受験する大学の過去問で傾向をつかみましょう。
東大の物理25カ年
東京大学の物理は、力学・熱力学・波動・電磁気・原子の複数の分野が融合しているのが特徴です。また、記述する解答形式もあるので、過去問に当たるのは必須と言えるでしょう。
京都大学向けの「京大の物理25カ年」もあります。京都大学志望の方はそちらをおすすめします。
物理[物理基礎・物理] 標準問題精講
『物理基礎問題精講』よりもレベルを上げた問題集です。旧帝国大学レベルを目指している人はこの問題集を解いておくといいでしょう。
問題数は90問とそこまで多くはなく、1ヶ月で全てを解き終わることもできる問題集です。難易度の高い解法パターンの反復練習にはもってこいの問題集です。この問題集で扱われている内容がある程度説明できるなら、それなりに物理の力はついていると思っていいでしょう。
物理 入試の核心
難関大学の入試問題を意識した問題を厳選した問題を50問取りそろえた問題集です。この問題集は50問しかないため、問題にしっかりと時間をかけて問題集を解いていくようにしましょう。
問題に対する解説もていねいに解説されているので、難しい問題も出題意図も理解することができます。難しい問題がそろっているので、物理の難題をいくつか経験してから取り組むようにしましょう。
また、この問題集だけでカバーできる分野も限られてきます。もし足りないと感じたら足りない分野の問題集で演習するようにしましょう。