センター試験の勉強におすすめの問題集・参考書2選
まずは、センター試験に対応できる参考書をご紹介します。センター試験は土台を築きつつ、過去問や問題を解いて実践を積むことが大切になります。ここでは、実践的な問題集を2冊おすすめします。
大学入試センター試験過去問レビュー物理基礎・物理2019(河合塾シリーズ)
センター試験で8割以上の得点を目指すなら、必ず解いておきたいのが過去問です。この参考書は、センター試験の過去問を河合塾がレビューしたものです。いわゆる「黒本」と呼ばれるものです。
過去13年、25回分のセンター試験「物理基礎」の過去問が掲載されており、センター試験の形式に慣れるためにもおすすめです。数学社の赤本が過去の問題を多く収録しているのに対して、黒本は近年の追試験の問題を多く取り入れているので、最近の傾向をつかみやすいのがメリットです。
2019マーク式総合問題集物理
河合塾の「全統マーク模試」の問題に加えてセンター試験の過去問も2回分収録している問題集です。
先ほどご紹介した「大学センター試験過去問レビュー物理基礎・物理2019」で、センター試験の過去問を一通りこなした後に、違った形式の問題を解いておきたい人におすすめです。
多くの問題形式を知っておくことはとても大事。緊張感のある当日のセンター試験で焦らないためにも、手を付けておくといいでしょう。
中堅私大レベルの勉強におすすめの問題集・参考書5選
次は、中堅私大レベルに対応する参考書をご紹介します。センター試験で8割が見えてきた人にはもう1つ上のステップとして、下記の3つの参考書がおすすめです。
物理のエッセンス 力学・波動(河合塾シリーズ)
基礎を把握するのに適した参考書です。ていねいな解説がある上に、オリジナルの練習問題もあり、試験問題の解き方が分かるように工夫されています。
Amazonのランキングトップ3に入っていた初心者向けの参考書で土台を作った後に重宝する参考書です。シリーズになっており、「力学・波動」と「熱・電磁気・原子」の2冊に分かれています。
物理のエッセンス 熱・電磁気・原子(河合塾シリーズ)
良問の風
「物理のエッセンス」よりも難易度が上がった問題集です。物理のエッセンスと同じく浜島清利氏が著者なので、続けて学習するには最適です。難易度は、MARCH(明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)を想定するといいでしょう。
難問には「※」の印がついているので、そこまで難しい問題は解く必要がないときに飛ばしやすいよう工夫されています。分からない問題がある場合は、物理のエッセンスや前段階で学習した参考書を使って復習することをおすすめします。
漆原の物理(物理基礎・物理)最強の88題
漆原晃先生が自ら問題を厳選しており、より考える力がつく問題集となっています。難易度も少し高めで、マスターすれば模試などでも高得点を狙えるようになります。
今までの過去問や漆原先生オリジナルの問題を取り扱っており、公式活用のタイミングや物理の基礎的な考え方など、入試本番レベルの問題をていねいに解説してくれます。
難易度が高いため、基礎的な知識が身についていないと解くのは難しいでしょう。基礎レベルの問題集を解いてからこちらを解くことをおすすめします。
新・物理入門
学校の授業や他の参考書で詳しく説明しなかった部分をていねいに取り扱っています。入門レベルはもちろん、難関私大レベルの問題もたくさん取り扱っているので物理のレベルを上げていきたい人にもぴったりです。
物理を根底から解説することが多いので、数学的な解説も多くなっています。現在のレベルで基礎的な物理の問題に頭を抱えている人にとっては難しい問題集になるので注意しましょう。