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物理の参考書選びで悩んだことはないでしょうか? 物理は他の理科系科目である生物や化学に比べて、暗記量が少ない科目です。つまり、内容を理解してしまえば、応用しやすい科目ということです。
今回の記事では、そんな物理の内容を理解するための手助けをしてくれる最良の参考書を4つのレベルに分け、9冊ご紹介します。お子さんのレベルに合わせて検討してみてください。
もくじ
基礎から勉強したい人におすすめの問題集・参考書4選
まずは物理を基礎学習したい人におすすめの問題集・参考書を3冊ご紹介します。
センターや志望校など高難度の問題集に挑戦する前に、まずは基礎から固めていきましょう。
宇宙一わかりやすい高校物理(電磁気・熱・原子)
名前のとおり、物理を最初から学ぶ人でも理解できるように作られた参考書です。表紙のゆるいイラストに目が行きがちですが、東大生の学習方法を体現した本格的な参考書です。
例えばレイアウトに注目してみると、左ページに説明があり右ページが全て図解となっています。これは、視覚からでも文字からでも学習を進めることができるように工夫を凝らしているのです。このレイアウトのおかげで、文字が苦手な人でも図解で理解できる内容になっています。
また、内容も電磁気、熱、原子の3分野がきっちり1冊にまとめられており、章末のチェックで実力がついているかをチェックすることができます。物理に苦手意識を持っている人ほど試してほしい参考書です。
橋元の物理基礎をはじめからていねいに【改訂版】力学編
東進ハイスクールの人気講師が執筆した参考書で、物理学習初心者向けに分かりやすく解説されているのが特徴です。
著者の橋元淳一郎先生は、東進ハイスクールの学生に対するアドバイスとして、下記のように述べています。
物理は、他の科目と比べて覚えることが少なく、理屈・イメージをしっかり掴めたら、短期間でも修得可能な科目です。「図を描いてイメージする」ことに充分時間をかけて、訓練を積んでおいてください。
(引用元:物理橋元淳一郎先生の学習アドバイス|Toshin.com)
物理と聞いただけで構えてしまう人であっても、イメージをつかむことができんで物理が分かるようになる1冊です。物理の苦手意識を払拭したい学生におすすめです。
大学入試漆原晃の物理基礎・物理[波動・原子編]が面白いほどわかる本
代々木ゼミナールの人気講師が執筆した参考書で、「波動」と「原子」の2分野を分かりやすく解説しています。この参考書はシリーズになっており、「力学・熱力学編」と「電磁気編」があります。
著者の漆原晃先生の「面白いほどわかるシリーズ」を学習することで、物理の土台はできると考えていいでしょう。センター試験レベルであれば、8割以上を目指す人向けの参考書です。
漆原先生が講義を展開する形式になっているので、会話のように学習が進んでいきます。学生が間違えやすいところに先回りして一緒に考えてくれるので、公式を暗記するのではなく、「どうしてそうなるのか?」という疑問に答えてくれます。また、イラストがついているので、文字が苦手な人でも学習を進めやすくなっています。
高校とってもやさしい物理基礎
とにかく物理が苦手な人向けの問題集となっています。この1冊で物理の基礎は網羅することができます。これから物理の勉強を始める人にもおすすめできる一冊で、センター試験にも通用する問題が多いです。
しかし、上位校を目指すのであればこの1冊で物理の知識を網羅するのは厳しいでしょう。演習量や知識を増やすためにこれ以外の問題集も解くことをおすすめします。