【旧三商大】の偏差値や評判、各大学の特色を大公開! - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 2

旧三商大の特色


旧三商大は歴史が古く、豊かな個性を持ち、伝統を誇ります。ここでは、旧三商大のくくりから一度離れて、一橋大学、神戸大学、大阪市立大学それぞれの特色をご紹介します。

【一橋大学】社会科学の伝統と実績

一橋大学は、商学部、経済学部、法学部、社会学部の4学部で構成されている社会科学系の総合大学です。国立大学の中で、社会科学系の総合大学は一橋大学だけであり、伝統と実績を持っています。学部数は少ないものの、学部の垣根は低く、学生は他学部の科目も履修できるシステム。そのため、学生間の交流も盛んです。

また、ゼミナール制度を日本の大学で初めて導入したのは一橋大学で、現在でもゼミナールが一橋大学の学びの核になっています。一橋大学のゼミナールは、平均で7人から8人の少人数で行われており、学生と教職員の距離が近いのが最大の特徴です。さらに、副ゼミナール制度を利用すると、他学部のゼミナールを履修することも可能です。

そして、国際色豊かな教育も一橋大学の特色です。一橋大学は一学部生の数が1,000人に満たないほどですが、在籍している留学生は600人以上おり、全学生の約10%が留学生という環境です。外国人留学生をサポートするチューター制度や学生寮も完備されており、留学生にとっても良い環境の大学と言えるでしょう。

【偏差値】
社会学部 67.5
経済学部 67.5
商学部  67.5
法学部  67.5

(参照元:入試難易予想ランキング|河合塾,P4

【住所】
・国立キャンパス
〒186-8601 東京都国立市中2-1

一橋大学の偏差値と難易度を全体・学部ごとに紹介。大学の特徴は?

【神戸大学】文理の融合

神戸大学は、文学部、経済学部、経営学部、法学部、国際人間科学部、工学部、理学部、農学部、医学部、海事科学部の10学部で構成されています。

一橋大学と同じように高等商業学校を起源とする神戸大学は、経済学や経営学の社会科学において、伝統と実績を持っています。それと同時に、流通の拠点である神戸のポートアイランド地区に開設された「先端融合研究環境統合研究拠点コンベンションホール」では、理系のさまざまな研究が行われており、理系分野でも評価が高い大学です。

また、グローバルに活躍できる人材を育成するための取り組みとして、経済学部の5年一貫経済学国際教育プログラム(IFEEK)というものがあります。海外で活躍することを考えると、学部卒だけでは専門性が弱いということを踏まえて、5年間で修士号を取得し、なおかつ留学経験をするというプログラムです。

5年一貫経済学国際教育プログラムは、2年次の段階で英語による専修科目を履修して、留学に向けて備えます。3年次の段階で半年から1年間の留学を行い、帰国後に卒業論文を書き上げて、学部を早期卒業します。その後、大学院に秋入学し1年半で修了するという流れになっています。このプログラムを利用した学生の中には、海外展開する企業に就職する例も出てきており、学生が多くの実績を積んでいることが分かります。

【偏差値】
文学部     62.5
経済学部    62.5
経営学部    65
法学部     62.5
国際人間科学部 62.5〜57.5
工学部     60〜57.5
理学部     57.5〜55
農学部     57.5〜55
医学部     67.5〜52.5
海事科学部   55

(参照元:入試難易予想ランキング|河合塾,P3

【住所】
・六甲台第一キャンパス(法学部、経済学部、経営学部)
〒657-8501 神戸市灘区六甲台町2-1

・六甲台第二キャンパス(文学部、理学部、農学部、工学部)
〒657-8501 神戸市灘区六甲台町1-1

・鶴甲第一キャンパス(国際文化学部、国際人間科学部)
〒657-8501 神戸市灘区鶴甲1-2-1

・鶴甲第二キャンパス(発達科学部、国際人間学部)
〒657-8501 神戸市灘区六甲台町3-11

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