就活に「不利」な学部でいいの?就職のことを考えて学部を選ぶべきなの?私なりの答え - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 3

選び方に気を付けて!

今興味があること、という基準で大学や学部を決めることは、理想と現実が違ってがっかりするという危険性もはらんでいます。私自身は、興味があることと講義内容やゼミでの研究内容がぴったり一致していたため、一度もがっかり感を味わわずにすみました。しかし、同じ学科のある友人は、特定の教授の講義を受けるためにこの学科に来たため、その教授が急に退官することになると、大学へのモチベーションを失ってしまいました。制度が変わったり、教授が代わったりすることは大学では頻繁に起こり得ます。一人の教授や一つの講義・ゼミなどだけに期待するのではなく、大学でどのように学びを深めたり広げたりしたいのか、という考え方で選ぶのがおすすめです。

まとめ

就職のことを考えて学部や学科を選ぶべきか。
私の答えは、ノーです。冒頭に書いたように、就きたい仕事とそこに結びつくような大学がある人は、将来像を前提とした選び方をするのがよいと思います。しかし、そうでないのなら、なんとなく就職に有利そうという基準で決めるのではなく、少しでも興味がある分野や楽しめる分野を選ぶべきだと思います。そこで専門分野を極めるもよし、サークルやアルバイトで視野を広げるもよし、仕事に役立つスキルを身につけるもよし。進路には正解がないからこそ、とことん考えて、自分らしい選択にたどり着いてほしいと思います。そのために、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。

この記事をかいた人

おかか

立教大学現代心理学部 3年。東京都出身。2歳でバイオリンを始め、学校の勉強を完全に放棄し音楽高校、音楽大学へ。一度きりの人生を後悔したくないと思い20歳で中退、一般大学を再受験。現在は東洋哲学ゼミで勉強中。