就活に「不利」な学部でいいの?就職のことを考えて学部を選ぶべきなの?私なりの答え - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 2

変わった学科は就活で困る?

そんな風に興味だけで飛び込んだら、就職に結びつかなくて困るのでは…?と思う方も多いと思います。そこで、就活を意識せずに学科を選ぶメリット・デメリットと、選ぶときに気をつけて欲しい点を紹介します。

メリット

私が実感したメリットの中で特に重要だと感じるのは、以下の3つです。

専攻の話なら困らない

就活を始めて、私が思う一番のメリットは、大学で学んだことやその分野の面白さについて生き生きと話せる、ということです。友人の中には、大学名だけでなんとなく学科を決めたり、就職で有利だと聞いて興味もないのに選んだりして全然勉強を楽しめなかった、という人もいたからです。大学で学んだ内容が直接仕事に直結する人ばかりではないので、研究そのものを楽しめた経験の価値は大きいはずです。

意外な進路が見つかる

参考書や専門書もあるのにわざわざ大学に通うのは、自分のコントロール外の何かに出会い、変化していくためだと思います。大学での出会いを通して、本人も驚くような意外な展開が起きることがあります。例えば、大学で初めてミュージカルをやるようになり、そのままのめりこんで劇団四季に入った先輩がいます。これはかなり極端ですが、あらかじめ自分の進路を決めつけないことで可能性が広がった例です。こういった意外な展開が起きやすく受け入れやすいのは、就職と大学をあらかじめ結びつけていなかったからだと思います。

就活時期に過度に焦らずに済む

この点に関してはデメリットと表裏一体ですが、今のところ私はメリットだと感じています。
確かに、就活次第でその後の人生が大きく変わるのは事実でしょう。就活の時期になると、大学も力を入れて毎日のようにセミナーや説明会を開講し、周りの学生の就活状況も目につくようになります。そんなとき、就職するために大学に入ったわけではなく、専門分野について学びさまざまな人との出会いから刺激を受けるために大学に入ったのだ、という気持ちが糧になります。

デメリット

就活に役立つスキルが身につきにくい

メリットを感じた一方で、就活に役立つスキルが身につきにくい、というデメリットもありました。例えば、語学スキルや幅広い知識など。学科全体に、自分たちの専門分野の研究や制作を全力でやる(=他にはあまり目を向けない)という雰囲気があるからです。周りに就職のことを真剣に考えたりスキルを身につけようとしたりする人がいないと環境だと、よほど自主的に取り組まない限り、そのまったりした空気感に同調してしまい、就活に焦り始めたころにはもう遅い、ということになりかねません。

何のために学んでいるのか見失いやすい

専門分野の研究などに全力で取り組んでいるから就職への意識が持ちにくい、ということであれば、それはそれで一つの充実した大学生活の形だと言えるでしょう。ですが、周りに熱意のある専門的な学びをしている人が多いがゆえに、そういう人たちと自分を比べてしまい、何のために何を学んでいるんだろう?と見失ってしまう人もいます。「こんなことを勉強して何になるんだろう」という疑問を持つ人は、初めから仕事に直結するような学部を選択したほうがいいかも知れません。