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「漫画やドラマでみる大学生活を信じるな」とまで言うと大学生活を楽しめなかった人間の言うことだと思われるだろうが、私の大学生活は楽しかった。
ではなぜこんな記事を書くのかというと私は大学生活に期待しすぎたのである。
もくじ
ドラマや漫画で見た華やかさは……
みなさんも一度は、漫画やドラマなどから大学生活は華やかなものだという幻想を抱いたのではないだろうか。
仲の良い男女4,5人組のグループでいつも行動、オシャレなバイト先、出会いと別れが繰り広げられるのが大学生活だと勘違いしていた。勘違いしていたというよりも、大学に入ることでそのような生活が保障されていると、勝手に思っていたのである。
もちろん私の思い描いていたような大学生活を送っている人もいる。
私の周りにも、、沢山いる。
華やかライフに「いいね❤️」
インスタやTwitterなどのSNSで、友達が楽しそうな写真、おいしそうな写真を投稿しているのを見て「いいね♡」を押す。本心では全然いいねとも思っていなくとも、「いいね♡」を押すようにしている。
なぜかというと【「いいね♡」押さない=悔しいと思っている=良いように思っていない=自分の生活に満足していない、不満がある=かわいそうだと思われる】という考えに行きついてしまったからである。
それは悔しい。だから押す。
人差し指の皮がはがれそうになるくらい画面をスクロールし、押したくもない「いいね♡」を押していく作業を1日10分ほど行う。
完全にひねくれている。
なんでこうなった!?
なぜこんな風になってしまったのだろうか。
大学に入ってからだろうか。大学進学を考え始めた頃からだろうか。中学生の頃にドラマや青春漫画を読んでしまったからだろうか。中学校の頃教育実習に来ていた大学生のせいだろうか。小学生の頃に友達のお母さんは良いよなあと思ってしまった頃からだろうか。もしかすると生まれてきた時点で間違えていたのかもしれない。両親、おじいちゃんおばあちゃん、ご先祖様代々「大学=青春」という考えを持っていたことから、何らかの形でその遺伝子が私にも受け継がれたのかもしれない。
どうして私は「大学=青春」という考えを持ってしまったのだろうか。
もう考えれば考えるほど、原因は分からない。
思い返してみると、中学校の先生は生まれて35年間で大学生の頃が1番楽しかったと言っていた。私が中学生の頃は先生の大学生活の話を楽しく聞いていた。先生の彼女の話や友達の話、旅行の話など聞いて、自分も大学生になりたいとどこか思っていたのかもしれない。
「35年間で1番楽しかった?」、、、そんな馬鹿な話はあるか。
大学生活が生まれて35年間で1番楽しいなんてことがあってたまるものか。自分は24歳、今が人生のピークだとするのならば、あと11年間はどんなモチベーションで生きていけばいい。