【農家になるには】土地がなくてもなれるの?就農方法と応援のコツ - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 2

農業法人に就職する

農家になる方法の1つには、農業法人に就職するという方法もあります。輝く農女新聞では、農業法人に就職することについて、田島さんがこう回答しています。

メリット/収入も安定していて、年金や健康保険完備。
デメリット/・会社の方針に沿って仕事をするため自分の想いどおりにならない。採用されるかは、法人と本人次第。地域の人々との繋がりが薄くなる。

(引用元:連載『農家になろう!』第一回/土地なしコネなし技術なしで農家になれますか?|一般社団法人日本能率協会

農業法人に就職する場合の農家の働き方について、特徴を3つご紹介していきます。

生活は安定しやすい

法人に就職するのですから、お給料を安定して受け取ることができます。つまり独立開業する農家と比較して、最初から生活が安定しやすいという特徴があるのです。また、就業の時間や休日等もある程度確保されているでしょう。

先輩がサポートしてくれる

初めて農業を行う場合は、分からないことが日々たくさん出てきます。農業法人に勤めていれば、分からないことがあれば先輩社員にフォローしてもらうことができるでしょう。

慣れるまでは法人に勤め、ある程度自分でこなせることが多くなったら独立する、という方法もいいでしょう。

やりたい「農業」はできないかもしれない

農業法人の場合は、農業の方針ややり方などが決まっていることも多いでしょう。独立開業する場合とは異なり、自分のやってみたいと思う農業をすることはできないかもしれません。

しかし「やりたい」と思っている農業をするためにも、農業の基本を学ぶ必要があります。いずれは独立してやりたいことがある、ということを伝えた上で、最初は農業法人に就農してもいいでしょう。

農家のアルバイトから始める

農家になる方法の中には、農家でアルバイトをすることから始める、という方法もあります。求人が出ていない場合は、お手伝いという形で仕事をしたいと、農家へ伝えてみてもいいかもしれません。

無理のない程度から始めることができる

アルバイトの場合は、任せられる仕事の範囲が限られている可能性があります。最初から全てを任されるわけではないため、少しずつ農家の仕事に慣れていくことができるでしょう。

また本業や学校があるという場合は、フルタイムで勤務することが難しいでしょう。その場合もアルバイトやお手伝いという形で、少しずつできる仕事を増やしていく、ということも可能です。

関わる範囲が限られる

一方で関わることができる農業にも限りが出てしまうため、仕事が物足りなく感じてしまう人もいるかもしれません。その場合はやってみたいことを雇用主に伝えることで、仕事の範囲を広げてもらうことができるでしょう。「やってみたい!」という気持ちをしっかり伝えることが大切です。

農家に向いている人

農家の仕事はどのような人に向いているのでしょうか。農家に向いている人の特徴をご紹介します。

何かを育てるのが好き

地道な作業を積み重ねながら農作物を育て上げるのが農家の仕事になります。農家に向いている人の特徴としては、やはり「何かを育てるのが好き」ということが挙げられるでしょう。植物や動物の世話をして育てるのが好きという人にはぴったりで、何か一つのものを大切に育てていくことができる人が農家に向いているといえます。

経営の素養がある

農家は単純に農作物を育てるだけではなく、育てた作物を誰に向け、どのように売り、どうやって売るかということについても考えなければなりません。また、需要状況を考慮して育てる農作物についての判断や農作物を育てる際に使う道具の判断をする意思決定など、経営者としての能力も必要になってきます。したがって、そう行った経営に関する仕事が苦にならないことは、農家に向いている人の特徴の1つとしてあるでしょう。

参考
農家に向いている人、適性 | 農家など550種類の職業や仕事を紹介 Career Garden
向いている人とは? – 農家の1日