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近年、食べ物を育てることをカリキュラムの一環として取り入れている学校はたくさんあります。そんな経験をするなかで、野菜や穀物を育てることに興味を持つ子供もいるでしょう。「自分で野菜や穀物を育てたい!」と、農家になりたいと思う子供もいるのではないでしょうか。しかし、農家として食物を育てるためには土地が必要です。農地を持っていない未経験者の場合、どのようにして農家を目指せば良いのでしょうか? 当記事では農家になる方法と、農家になるにあたって持っておきたい心構えについてご紹介します。
農家になるには?就農3つの方法と特徴
農家になるまでの道のりはさまざまで、決まった方法はありません。個々に合った方法で農家を目指すことができます。その中でも、今回は農家になる方法を3つご紹介します。
農家として独立開業する
農家として働いていく方法の1つには、農家として独立開業する、という方法が挙げられます。
一般社団法人日本能率協会が運営するwebサイト「輝く農女新聞」では、埼玉県農業会義の田島貞治相談員に農家になる方法についてインタビューをしています。農家として独立開業することについて、輝く農女新聞のwebサイトには、田島さんの回答が掲載されています。
メリット/トータルに自分の想いや方針を反映できる。
デメリット/技術の習得、農地の確保が必須。軌道に乗せるまでは正直大変。「3年は食えない」という覚悟は必要。実際、農業の傍ら飲食店などでアルバイトをする人も。
(引用元:連載『農家になろう!』第一回/土地なしコネなし技術なしで農家になれますか?|一般社団法人日本能率協会)
農家を目指す人の中には、「無農薬にこだわりたい」、「新しい品種を作りたい」などの強い思いを持っている人もいるでしょう。独立開業という道は誰かに師事するものではないため、自分の進みたい農業の道を歩むことができます。
一方で実績も技術も土地もない中で、最初から独立をするということはとても簡単なことではありません。ましてやほかの仕事をしながら農作物の研究をするとなれば、かなりの労力を費やすことになるでしょう。
土地の準備が必要
独立開業する場合には、農業を行うための土地を用意しなければなりません。しかし、農地はそう簡単には借りることができないのです。
田島相談員は畑の借り方について問われ、以下のように話しています。
「実は畑を借りるには、『農地法』か『農業経営基盤強化促進法』という法律の手続きが必須なので、そこに関われない不動産屋さんには扱う権利がないんです。まずは、最寄りにある市町村の農業委員会に相談してみて下さい。基本的に畑は、アパートを借りるような感覚で簡単に借りられるものではないんですよ」
(引用元:連載『農家になろう!』第一回/土地なしコネなし技術なしで農家になれますか?|一般社団法人日本能率協会)
農地は不動産では借りることができません。まずは自治体に相談する必要があります。土地を借りるお金はもちろん、土地を探したり、契約をしたりすることにも手間がかかります。
「儲け」を出すには時間がかかる
ご紹介したとおり、最初は技術も実績もほとんどの人が持ち合わせていません。自分が生活するだけの農産物を作ることはできるかもしれませんが、家族を養ったり儲けを出したりできるほどの効果をすぐに出すことは難しいでしょう。
地域の人々とのつながりが大切
技術を習得していくためには、近隣に住む農家の人々とのつながりが大切です。なぜならばその土地の気候や農作物の傾向などに詳しく、自分の農業について的確なアドバイスをもらえる可能性があるからです。
特に独立開業して農家になる場合は、近隣に住む農家の方が「先輩」になります。分からないことを教えてもらい、協力し合える環境を作ることができれば、農業に関する知恵を広げることができるでしょう。