ヤッホー、大学デビュー!!あれ、変わってない!? - cocoiro career (ココイロ・キャリア)

みなさんの周りにも、進学を機に、「デビューしてるな~」と感じる人はいたのではないだろうか。今回は主に大学デビューについて書くが、中学校、高校でも「こいつ変わったな!」、「高校に入ったら変わるぞ!」と思ったり、感じたりしたことはあるのではないだろうか。しかし、大学デビューや高校デビューと聞くと、「カッコ悪い」、「ダサい」というような印象を持つ人が多いように思える。なぜそう思うのだろうか。デビューによって変化した人への嫉妬だろうか。そもそも大学デビューしなければならない原因とは何なのだろうか。小学校の頃からデビューしておけば良かったのではないか。今回はそんな人々から批判を受けがちな高校・大学デビューについて、私の経験をもとに書いていきたい。

大学デビューを実感した成人式

「変化人」だった元同級生

私が「大学デビューしてるな~」と強く感じたのは、20歳の時に参加した成人式である。
高校卒業を機に地元愛媛県を離れ上京したので久しぶりに地元の友達と会えることに胸が躍った。
久しぶりに会う友達に少し恥じらいながらも、中学、高校時代の思い出話が盛り上がるのかとか考えていたが、そんなのではなかった。
周りの人たちの変化が凄すぎて、思い出話に浸っている余裕などなかったのである。太っていた友達が急激に痩せていたり(逆もしかり)、高校時代は読書が好きだったであろう物静かな友達が飲んで騒いでとパーリ-ピーポーになっている。すっぴんしか見たことのなかった女友達は、バチバチな化粧をキメているからもはや誰が誰か分からない。
穏やかに昔話をして「なつかし~(照)」とか言っている場合じゃないのだ。みんながなんでそんなになってしまったのか?卒業後に何があったのか?今何をしているのか?
芸術や学問の分野で活躍している人を「文化人」と呼ぶが、私をここまで変化で驚かしてくれた友達たちを「変化人(へんかびと)」として讃えたい。
成人式、同窓会を通して沢山の同郷の友達と話したが、みんなデビューの形は違えど、今を楽しく生きていると感じた。もうみんな今が楽しくて楽しくてしょうがないようだった。同窓会で30人集まれば、30人1人1人がそれぞれの話をしている。

大学デビューしたはずなのに

私はというと、沢山の友達から「変わってないね(笑)」と言われた。。。
友達の縁を切ろうかとも考えた。(笑)
自分なりには、大学進学で変わったことが沢山あると感じていた。
「お母さん、ごめんなさ~~い」と思いながら、耳にピアスを開け、髪の毛を染め、たばこも吸い始めた。バイト先であった老舗蕎麦屋の店長に箸の持ち方を直されたりもした。大学生になってウォシュレットを使い始めた。自分も変わったのに、他の友達の変化に押し殺されてしまっていることに悔しさを抱いた。しかし、母は違った。私の箸の持ち方の変化に気づいてくれたのである。母は偉大である。