大学って勉強するところじゃなかった・・・?それでも面白い授業を探すために - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 3

③情報誌を見るのもいいけど……

早稲田大学には、「マイルストーン」という情報誌があります。新年度の頭に、面白いと話題の授業のみならず、「楽単」「ドハマり」などなど色々な視点から、授業を紹介している情報誌です。
ただ、この本に載っている情報は、個人の主観たっぷりの口コミです。その人と同じレベルの頭脳かは分かりません。確かに参考にはなるのですが、「何これ分からない」または「全然ドハマりじゃないじゃん!」なんてこともおきますので、ご注意ください。

④楽単かどうかを気にしない

大学4年のある日、入学前相談会で4月に入学を控えた新入生たちの相談に乗った同級生がこんなことを言っていました。
「私たちの学部って、留学のために1年生の春学期の授業が大事じゃない?だからって、「この授業は楽単ですか?」とか聞いてくる子ばっかりで悲しくなった」

私のいた国際教養学部では、1年の春学期の成績をもとに、2年の秋学期からの交換留学先の選考を行います。学内選考の人数が膨大なため、TOEFL等の語学レベルと大学の成績で足切りされてしまうのです。なので、春学期は「手堅く「楽単」がいいな」と思う人が多いですし、大学の授業を受けたことがなければ、「どれだけ難しいことが要求されるんだろう」と思って当たり前だと思います。

ただし、(人によると思いますが)大学生は本当に勉強しないので、「言われた課題をやる」だけでも、意外といい成績がつきます。また、意外にも「楽単」は単位が取れても、いい成績はつきにくかったりすることも多いのです。逆に、自分が何を学びたいかを正直に突き詰めたほうが面白い授業に出会えるでしょう。

おわりに

世の中には、「大学で勉強してやるぞ」と思っている人たちと「大学で最後にめちゃくちゃ遊んでやるぞ」と思っている人たちがいます。入学前の私は、さすがに、早慶上智クラスともなれば、みんなちゃんと学校で勉強するだろうと信じていましたが、違いました。
ですが、どんな学生時代を過ごすか、どう大学の授業を使うかは、あなた次第です。

授業選びは計画的に。

参考
e-mile | マイルストーン編集会の公式webサイト
押井守、是枝裕和、細田守、山田洋次ら映画人による早稲田大学での講義録が発売 |映画ナタリー
リーダーシップ教育 |早稲田大学 グローバルエデュケーションセンター

この記事をかいた人

みっちゃん

明星大学教育学部(通信) 4年。東京都出身。都内の女子校から、早稲田大学国際教養学部へ。トルコに交換留学をする。一度社会人になった後、一念発起して教員を目指し始める。明星大学の通信課程在学中。