志望校のベーシックな問題を解く
大学受験は、志望学部の問題に合わせた対策ができているかどうかが鍵になります。
私の入った大学は、学部ごとに試験をしていて、それぞれの問題に個性がありました。
そんな中で、夏期講習で予備校の先生が「早稲田の中でも、教育学部の問題が一番ベーシックだ」「国語の場合、センターはかなり良問。これを解ければ、早稲田の問題も解ける」といったのを聞いて、私は信じました。そこから、受ける予定はなくとも、それらの問題を解きまくり、過去問にも10月頃から取り組みました。
特に英語の問題はA5サイズのルーズリーフに印刷し、行き帰りにもそれらの問題を解き、最終的に自分オリジナルの過去問小冊子ができました。
内進生に惑わされない
私が今でも仲良くしている友人がいるのですが、その子が高3の12月のある日、とあるイベントを教えてくれ、誘ってくれました。なんと、私も興味がある音楽デュオが来日するらしいのです!「いつくるの?」と聞いて、「2月◯日だよ!行こう!」と志望校の試験日を言われた時、「ああ、あなた達内進生はお気楽でいいですね?!」と世界の中心で叫びました。
内進組圧勝の世界では、「センター試験の日を知らない」「超有名大学しか知らない」「私立の入試が2月にあることを知らない」などという人で溢れています。「3月まで暇だなあ」「卒業旅行どうする?」と言っている内進生に対しては、仏のような気持ちで挑みましょう。そして、あとでエピソードを持ち出して、「世間知らずだったよね〜」といじるのです。(やめましょう。)
ちなみに、推薦・AO組は受験のシステムを理解してくれていて、よき理解者だったと思います。
おわりに:飛び出すだけでは変わらない。だけど。
「ここさえ出ればなあ」と高校の頃思っていました。そして、無事志望校に受かった後、「ここもつまらないなあ」と思う時もありました。大学に入ったところで、簡単に友達や恋人や居場所が見つかるとは限りません。私の場合、自分よりすごい人に溢れていた大学で、高校の時のように簡単に4、50人をまとめるリーダーにはなれませんでした。
そうだとしても、私は踏み出すことができて良かったと思います。
「あの時学校を出なかったから」と後悔することなく、舞台に対する情熱を持った友人、世界を変えようとしている先輩、秀才としか言えないような人たち、たくさんの仲間に出会えたからです。
ということで、内進ワールドから抜け出そうとする皆さん、応援してます。