海外戦力との比較
軍事分析会社グローバル・ファイヤーパワーは、「世界軍事力ランキング2016年版」を発表しました。これは、世界主要国126ヶ国で独自の50項目の指標で算出した軍事力ランキングです。このランキングによれば、日本の評価は世界第9位でした。ちなみに、お隣の韓国は7位、中国は2位でした。近隣諸国と比較して、軍事力が低いといわれている要因はどこにあるのでしょうか。
人数の違い
日本の自衛官は、約24万人。韓国は約63万人、中国は約230万人に上りますす。人口の多い中国は別にしても、韓国の人口数は約5,000万人。日本の1億2,000万人に対して、半数以下にもかかわらず兵隊数は日本の3倍近くいる状況です。
この要因としては、韓国では徴兵制が採用されていることが大きいでしょう。
予算の違い
スウェーデンのストックホルム国際平和研究所(SIPRI)の2017年度調査によれば、軍事費の世界ランキングでは米国が1位の6100億ドル、中国が2位の2280億ドル、日本が8位の454億ドル、韓国が10位の392億ドルとなっています。GDP比でみれば、唯一日本だけが1%を割っていました。韓国と同列で、中国にとは5倍近い差があるといいます。
海外と比較した際に、日本の自衛隊は人数や予算の面でやや少ないようです。
おわりに
国民のために、自ら最前線に立ち、命をかけてくれているのが自衛隊の方々です。子どもが自衛隊を目指しているのであれば、まずはどういった職種の自衛官になりたいのか、理想像を描いてみてはいかがでしょうか。希望すれば、10代から志望することができます。
また、自衛官には様々な職種があり、直接人命救助や自衛に当たる人もいれば、医療面で後方からサポートする人材も求められています。自分に合った「仕事」を見つけ、応募してみましょう。
参考
自衛官採用コース|自衛隊神奈川地方協力本部
自衛隊になるには|Career Garden
自衛隊の仕事内容|Career Garden
日本もランクイン「世界の最強軍事力ランキング2016年版」TOP40か国|msn
防衛省・自衛隊の人員構成|防衛省・自衛隊
軍事支出、日本は世界第8位 : トップ10諸国で唯一対GDP比1%割れ|nippon.com