大学院は偏差値がない?難易度で選ぶなら入試倍率を見るべき理由とは - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 3

大学院入試の内容とは

大学院の入試ではどのような試験が課されるのでしょうか? 大学院入試で課される入試内容は、各大学院によって違いますが、おおむね以下の4つの試験を課している大学院が多いです。

  1. 英語
  2. 小論文
  3. 専門分野
  4. 面接・口頭試問

それぞれの試験内容について解説します。

英語

理系や文系、医歯薬系などの分野を問わず、大学院の入試で課される試験に「英語」があります。大学院に進学すると、英語の論文を読んで研究を進めたり、自身の研究を英語でまとめて学会誌に投稿する機会も出てくるでしょう。

そのため、基本的な読解力を試されるような出題形式が多く、英文の日本語訳(全文和訳、下線部和訳)や、英文を日本語で要約する、英文の内容を日本語で説明するといった試験が多いようです。
(参照元:大学院入試コース 各指導科目|四谷ゼミナール

小論文

大学でも卒業論文を書いて単位を取得した人も多いと思いますが、大学院に進学後は修士課程なら修士論文、博士課程なら博士論文を提出しなければ、学位を取得することができません。入試での小論文は内容もさることながら、大学院生として必要な論を展開する能力や、基本的な文章力を問われています。
(参照元:大学院入試コース 各指導科目|四谷ゼミナール

専門分野

大学院で専攻する予定の分野に関して、基本的な知識を持っているかどうかを見るために、専門分野の筆記試験が行われることが多いです。大学院によっては過去問が手に入る場合もあるため、入試課や研究室訪問をした際に聞いてみると良いかもしれません。
(参照元:大学院入試コース 各指導科目|四谷ゼミナール

面接・口頭試問

ほとんどの大学院で筆記試験や論文試験に加えて、面接や口頭試問が行われます。面接では「なぜ大学院へ進学するのか」「どんな研究を行うのか」など、大学院進学の志望理由や研究したいことについて聞かれます。また、事前に志望理由書や研究計画書の提出が求められる大学院もあります。
(参照元:大学院入試コース 各指導科目|四谷ゼミナール)

終わりに

大学院には「偏差値」という基準はありません。「どんな研究をしたいか?」「それを実践できそうか?」「教えてもらえそうか?」などいくつかの観点から、自分に合った大学院や研究室を探してみましょう。

参考
2018大学院入試コース講座案内|中央ゼミナール
大学院の入試制度|大学院進学情報サイト大学院へ行こう!
偏差値はあてにならない?気になる大学院ランキングと実態|キャリアパーク!転職
【大学院】何を基準にの選ぶべき?知っておきたい進学の実態|Campus Magazine
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