大学院の入試とはどのようなもの?
大学院入試とはいったいどのような試験が課せられるのでしょうか?
一般入試
学部を卒業見込み、または大卒の人が受験できる試験です。多くの大学院で一般的に行われている一般入試の内容には以下のようなものがあります。
- 英語の筆記試験(TOEICの場合あり)
- 小論文
- 専門分野の筆記試験
- 面接や口頭試問(研究計画書の提出を求められる場合あり)
筆記試験については過去問がある場合もあり、事前に対策を練ることができます。
推薦入試
学部で成績優秀だった学生が、内部の大学院に進学する際に利用できる入試制度です。受験資格を得るためには「一定以上の成績」を収めている必要があり、学部での学業を疎かにせず励む必要があります。
また、中には要件を満たすことで学外から優秀な人材の推薦を受け付けている大学院もあるようです。
AO入試
近年ではアドミッション・オフィス入試(AO入試)を大学院入試に取り入れるケースも増えてきています。入試内容は多くの場合、書類審査と面接です。
またAO入試を社会人入試に採用している場合もあり、学生・社会人など枠を規定せずに行っている大学院もあります。
社会人入試
基本的には大卒の社会人を対象としている試験で、一般入試と比べ、筆記試験がないなどの特徴があります。筆記試験がないぶん「研究計画書」が合否判定の大きな材料となります。
基本的な作文能力や研究テーマについての理解や知識、研究者としての資質や熱意を問われます。「筆記試験がないから楽」なのではなく、一般入試とその厳しさに変わりはないようです。
終わりに
大学院への進学は、研究職を志す人にとっては大いにプラスに働きます。他方、研究に対する意欲や、その後のキャリアプランがないまま進学してしまうと、大学院にいること自体が辛くなってしまうかもしれません。大学院は研究をするところであるということや、入試も決して楽ではないことを理解した上で、進学や受験を検討してみてください。
参考リンク
大学院教育について|文部科学省
社会人の学び直しに関する現状等について|文部科学省
社会人の大学・大学院に対する意識|文部科学省
第9回全国院生生活実態調査 概要報告|全国大学生活協同組合連合会
修士課程・博士課程の関係について|文部科学省
大学院とは?進学を決断する前に考えたいメリット・デメリット|タウンワーク
院試のリアル!大学院の難易度や外部受験、勉強法を修士卒が超主観で語ってみる|食品研究者が送る食品&科学&ビジネスのブログ
高卒でも大学中退でも大学院進学は可能|シンナビ.com
大学院大学|Wikipedia
大学院の入試制度|大学院へ行こう!