志望理由を作成する3ステップ
ステップ1:自分の過去と現在と未来を分析する
過去と未来を分析することはすなわち、自己分析することを意味します。過去とは、自分自身の生い立ち、過去の経験や実績などです。志望理由のきっかけとなる体験も含まれるでしょう。
現在とは、自分の能力や適性、性格の長所と短所、得意科目や不得意科目、学校や学校以外で行っている諸活動などです。自己紹介で何かアピールできる材料を探してみましょう。
そして将来とは、自分のやりたいこと、なりたいもののことです。どんな職業に就いてどんな仕事をしたいのか、社会とどう関わるのか、過去や現在とのつながりにも考慮して考えてみましょう。
深く多角的に、自分を分析していきましょう。 周囲の人に手伝ってもらうと、自分の意外な一面を知ることができるかもしれません。自己分析をすると、何をどのように志望理由書に書けばいいのかが分かってきます。
ステップ2:大学を調べ、自分と結びつける
次に、志望する大学について調べましょう。教育系の学部が他にもたくさんある中から、なぜその大学を選んだのかを説明できるようにするためです。
大学の公式サイトには、いろんな情報が掲載されています。
学校案内を入手して熟読したり、オープンキャンパスに行ったりするなどして、なるべく多くの情報を集めましょう。集めた情報をもとに自分の志望理由と結び付けることで、あなただけの志望理由を作ることができます。
「自分が学びたいことがその大学に入れば学べる」「自分が将来やりたいことがその大学で勉強すれば実現できる」など、他の大学ではなくてなぜその大学でなのかを論理的に伝えることで、大学側に「入学したい」という熱意を伝えやすくなります。
大学を選ぶ際には教育学部のある大学を一覧で確認できる「マイナビ進学」や「スタディサプリ進路」を使って探してみると良いでしょう。そのまま大学の資料請求をすることもできます。
ステップ3:全体を構成し、実際に書いてみる、そして見直す
次は全体構成になりますが、上の方で紹介した基本型を再掲します。
・将来の夢や目標
・夢や目標を持った理由やきっかけ
・その大学を選んだ理由
・卒業後の具体的なイメージ
この型に沿って、自分や志望大学に合った内容に構成します。文章全体の流れをイメージしつつ、伝えたいポイントを配置していきます。
準備が終わったら、実際に書いてみましょう。最初から完璧を目指さなくてもかまいませんが、とにかく最後まで書き切ってください。書いてみると、用紙で指定された文字量では短いことに気付くかもしれません。
書き終わったら見直しです。先生方に添削してもらってもいいでしょう。何度か書き直せば、自信を持って提出できる志望理由書を完成させられるはずです。
まとめ
教育学部の志望理由について見てきました。
・志望理由は具体的に
・志望理由書には基本型がある
・文章表現力を磨き、具体的な行動をしてみよう
・自己分析し、大学について調べ、書いてみよう
志望理由書をうまく作成できれば、志望大学の合格にぐっと近づけることでしょう。
参考
推薦入試出願必要書類ダウンロード|大阪教育大学
公募制推薦入学試験|玉川大学
推薦入試の様式について|島根大学
志望理由書の書き方|進路ナビ
志望理由書の書き方完全ガイド|スタディサプリ 進路
志望理由書の書き方|さんぽう進学ネット
3ステップで書く!受かる志望理由書|株式会社ザ・ネット
教育学部の志望理由|ライフハック進学
三井綾子(2018)『教育学部―中高生のための学部選びガイド』ぺりかん社