経済学部のおすすめ資格
それでは、経済学に関連したおすすめの資格をご紹介します。
公認会計士
公認会計士は、企業や団体の監査や会計を請け負います。公認会計士になるには、まず公認会計士の国家試験に合格する必要があります。その後、2年間の公認会計士としての実務経験、3年間の実務補習、終了考査に合格、という過程を経てやっと公認会計士になることができます。
受験資格 | 特になし |
試験概要 | ①短答式試験(マークシート) ②論文式試験 |
合格率 | 約11.1% |
主な職務 | 監査業務、税務業務、コンサルティング業務など |
平均収入 | 約800万円 |
おすすめポイント
- 弁護士・医師と並ぶ三大国家資格の1つ
- 受験資格がなく、在学中にチャレンジしてできる
- 進路の幅が広い
- 収入が比較的高く安定している
- 男女平等で、結婚・出産後も両立しやすい
税理士
税理士の業務は、納税についてのアドバイスや税の申告書作成を作成することです。税理士になるには、税理士試験に合格し、税理士登録した後、会計に関する業務に2年以上携わる必要があります。
主な受験資格 |
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試験概要 | 試験科目
簿記論・財務諸表論(必須) 所得税法、法人税法、相続税法、消費税法又は酒税法、国税徴収法、住民税又は事業税、固定資産税のうち3科目(所得税法又は法人税法のいずれか1科目は必ず選択) |
合格率 | 約20.1% |
主な進路 | 計事務所、税理士事務所、税務署、市町村役所、一般企業 |
平均収入 | 月額所得 約43万円 |
おすすめポイント
- 1科目ずつ受験できる
- 受験科目を選択できる
- 2〜3教科合格でも就職できる企業や団体も多い
ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナーのとは、個人や企業などのお金に関する相談を受ける人のことです。ファイナンシャルプランナーと名乗り仕事をすることは資格がなくてもできますが、ファイナンシャルプランナーとしての知識や技能、信頼を得るためには資格を取ることをおすすめします。いくつかあるファイナンシャルプランナーの資格のうち、FP技能検定は、1〜3級まであります。各級に合格すると、等級ごとにFP技能士(例:2級FP技能士)を名乗ることができます。
主な受験資格 | 特になし |
試験概要 | 「学科試験」「実務試験」 |
合格率 | 3級で約77%、2級で約37%、1級で約71% |
主な進路 | 銀行、証券会社、信用金庫、保険会社、不動産業者など |
平均収入 | (就職先、独立開業かどうかによりかなり差がある) |
おすすめポイント
- 年金・相続・資産運用など、活躍の場は多岐に渡る
- 受験資格がないので、大学在学中にチャレンジできる
- 独立し、高収入を得るチャンスも
宅地建物取引士
宅地建物取引士とは、不動産取引の業務を専門に行っています。宅地建物取引士になるには、国家試験に合格し、試験を実施した都道府県知事の資格登録を受け、当該知事の発行する宅地建物取引士証の交付を受ける必要があります。宅地建物取引士になるための宅建試験についての詳細は以下のとおりです。
主な受験資格 | 特になし |
試験概要 | 50問・四肢択一式による筆記試験 |
合格率 | 約15.6% |
主な進路 | 不動産関連会社、建築会社、金融機関など |
平均収入 | (就職先、独立開業かどうかによりかなり差がある) |
おすすめポイント
- 受験資格がないので、在学中に取得できる
- 活躍できる舞台が多い
- 資格手当が支給されたり昇給優遇もあり
簿記検定
会社やお店の帳簿を記録、管理するためのルールが簿記です。3級から1級 、初級、原価計算初級がありますが、就職の際に実践力として考慮されるのは2級以上なので、2級合格を目指しましょう。
主な受験資格 | 特になし |
試験概要 | 商業簿記・会計学 工業簿記・原価計算など |
合格率 | 1級〜2級 約14%、3級 約44% |
主な進路 | 企業・団体全般 |
平均収入 | (就職先、独立開業かどうかによりかなり差がある) |
おすすめポイント
- ビジネス全般で役立つ
- 受験資格に制限がないので、大学在学中に取得できる
- 年に3回の受験チャンスがある