教育学部を選択する際のポイントやヒント
希望する教員免許を取得できるか、学びたいことを学べるか
なんらかの教員免許状を取得したい場合には、その教職課程がある大学を選ぶことが大前提となります。教育学系では、教員免許状取得が主な目的ではないことがあるので注意しましょう。
また、学びたいことを学べるかどうかも重要です。教育学部の中にもいろいろな学科や専攻があり、文学部などに教育関係のコースがある場合もあります。
目的や希望に沿った講義内容やカリキュラムを用意している大学や学部を探してみましょう。
こちらは教育学部生による座談会記事と、実際に通う大学生による学部紹介記事です。学部での学びについて実体験に基づいて詳しく説明していますので、ぜひ参考にしてください。
学費と偏差値
教育学部のある大学には国立大学が多いですが、国立大学の授業料等は、「『標準額』を踏まえつつ、各国立大学法人が『一定の範囲内』でそれぞれ定める」とされています。現状はほとんどの大学が横並びですが、今後は授業料に差ができる可能性もあります。
2017年度の初年度納入金は、国立大学は約82万円です。私立大学はおおむね100万円を超えています。首都大学東京都市教養学部の66万円から、玉川大学教育学部の173万円まで、大学によって初年度納入金には幅があります。
次に、河合塾による2019年度入試難易予想ランキング表を見てみましょう。
2019年度入試難易予想ランキング表(国公立大)【教育(教員養成課程)】|河合塾
2019年度入試難易予想ランキング表(国公立大)【教育(総合科学課程)】|河合塾
東京学芸大学や大阪教育大学、広島大学、金沢大学といった大学が上位になっています。教育学部はセンター試験の受験科目数が多く、偏差値も総じて高めです。
具体的な大学では
教育を専門とする大学として、以下の大学があります。
- 北海道教育大学
- 宮城教育大学
- 東京学芸大学
- 上越教育大学
- 愛知教育大学
- 奈良教育大学
- 京都教育大学
- 大阪教育大学
- 兵庫教育大学
- 鳴門教育大学
- 福岡教育大学
そのほか、国立では旧二文理大の筑波大学と広島大学、私立では玉川大学や文教大学が教育系の大学として有名です。
各大学の発表した2016年の就職状況によると、教員就職者数の1位は大阪教育大学でした。
それに続いて2位に北海道教育大学、3位愛知教育大学、4位には私立の文教大学がランクインしました。
参考
教員就職者が多い大学トップ200ランキング|東洋経済ONLINE