気象大学校の入試内容
入学と同時に国家公務員となる気象大学校ですが、入試内容はどのようなものなのでしょうか。気になる気象大学校の偏差値や、気象大学校独特の入試内容について紹介します。
入試内容と受験資格
気象大学校の入試は1次試験と2次試験があります。受験の時点では気象などに関する専門知識は必要ありませんが、公務員としての教養や気象に関する知識を習得する上で欠かせない数学、物理、英語などの学力のほか、文章力、人物、健康などさまざまな観点で試されます。
人物は面接で評価され、主に志望動機や特技、高校時代のことなどについて聞かれます。ただし得点化等はされず、あくまで大学校での学校生活を送る上で問題がないかを見られるようです。
1次試験と2次試験の試験科目は以下のようになっています。
第1次試験科目
- 基礎能力科目
公務員として必要な基礎能力に関する試験 - 学科試験(多岐選択式)
数学、物理、英語に関する選択式の筆記試験 - 学科試験(記述式)
数学、物理、英語に関する記述式の筆記試験 - 作文試験
文章表現力、課題理解力などについての試験
第2次試験科目
- 人物試験
人柄、対人能力についての試験(個別) - 身体検査
胸部疾患などの内科系の検査
受験資格
また、気象大学校の受験資格は以下のように定められています。
平成30年度の気象大学校学生採用試験(高等学校卒業程度)は、次の要領で実施されます。
受験資格
平成30年4月1日において高等学校又は中等教育学校を卒業した日の翌日から起算して2年を経過していない者及び平成31年3月までに高等学校又は中等教育学校を卒業する見込みの者
高等専門学校の第3学年の課程を修了した者であって、平成30年4月1日において、当該課程を修了した日の翌日から起算して2年を経過していない者及び平成31年3月までに当該課程を修了する見込みの者等人事院が1に掲げる者と同等の資格があると認める者※この試験を受けられない者
日本の国籍を有しない者
国家公務員法第38条の規定により国家公務員となることができない者
(引用元:気象庁 | 気象大学校学生採用試験のお知らせ)
過去に犯罪履歴がある場合や日本国籍でない場合は、気象大学校の受験資格は与えられないようです。
全国の入試会場
試験会場は北海道から沖縄までの数カ所の会場から選ぶことができるので、遠方に住んでいる受験生も安心です。全国の受験会場一覧は下記のようになっています。
第1次試験会場
- 北海道:札幌市
- 宮城県:仙台市
- 東京都
- 新潟県:新潟市
- 愛知県:名古屋市
- 大阪府:大阪市
- 広島県:広島市
- 香川県:高松市
- 福岡県:福岡市
- 鹿児島県:鹿児島市
- 沖縄県:那覇市
第2次試験会場
- 北海道:札幌市
- 宮城県:仙台市
- 東京都
- 大阪府:大阪市
- 福岡県:福岡市
- 沖縄県:那覇市
参考
募集要項|気象大学校
平成30年度 国家公務員 気象大学校学生採用試験